堀井動物園及びめっちゃさわれる動物園に対する 指導の状況に関する質問書

滋賀県動物保護管理センターに対し、口頭等で堀井動物園への指導を逐次依頼してきた点も含め、明らかになっていない疑問点を再度まとめて2018年1月末に質問書を送りました。

滋賀県は回答は文書で回答はしませんので、電話で全てやり取りしましたが、納得のいく回答は得られませんでした。

※回答メモと写真は追って追加します。


2018年1月31日

滋賀県動物保護管理センター
所長 椴山昭光 殿

堀井動物園及びめっちゃさわれる動物園に対する
指導の状況に関する質問書

平素は大変お世話になっております。動物保護団体のPEACEです。
懸案となっております守山市内の展示業者「堀井動物園」及び同園が運営する「めっちゃさわれる動物園」の動物の取扱いに関し、ピエリ守山からの撤退要請という新たな局面を迎えたこともあり、滋賀県として今後どのような対応をされていくのか、方向性と現状を教えていただきたく質問書を送付させていただきます。
また、かねてより懸案の諸問題についても、改めて現状及び指導状況について教えていただきたく、質問内容が非常に多岐にわたり恐縮ですが、ご回答のほどよろしくお願い申し上げます。

■ 今後の動物の削減・譲渡について

ピエリ守山がめっちゃさわれる動物園に対し撤退を求めており、最新の報道では、幾つかの条件を設けた上で1年間の猶予を認める方向で提案がなされているとのことであった。この件に関連し、以下の点について教えていただきたい。

  • テナント契約が切れた時点で土地の権原を有さなくなるため、第一種動物取扱業の登録の要件も満たさなくなる。家主の了解のない占拠状態による営業が、行政のお墨付きのもと行われることを防ぐため、登録の要件を満たしていないと判断できる時点をもって速やかに業登録についても取消を行う必要があると考えるが、契約に関する動向は、どのような手段で、どの程度把握をしているか。
  • 撤退時には動物の行き先の問題が起きることが予想されるが、守山、野洲の2か所の飼育場も適正飼養とはいいがたい状況にあり、また既に狭いスペースでの多頭飼育となっている。県として撤退後の方向性をどのように考えており、現在どのような指導を行っているか。
  • めっちゃさわれる動物園は、去年9月に撤退を求められて以降も新規に動物を入手して展示を行っている。今後飼養場所を失う可能性があるにもかかわらず新たに動物を購入等する経営感覚は信じがたく、適正飼養を行うつもりがないと受け止めざるを得ない。県として、多頭飼育崩壊を招かぬようにするためにも、新たな動物の入手を行わないことを勧告もしくは命令するべきではないか。なぜ実行できないのか。
  • めっちゃさわれる動物園撤退に向けて、動物の譲渡を促す指導は行っているか。堀井動物園は、動物を一般家庭もしくは他の事業者へ譲渡するつもりはあるのかどうか、確認しているか。
  • 日本動物園水族館協会に対し、加盟動物園・水族館から堀井動物園に行った動物について引き受け先探しを打診したところ、堀井動物園が出す条件によっては加盟園館に問い合わせをすることは可能とのことであった。県として、こういった動物の行き先をめぐる仲介に関与することは可能か。もしできないのであれば、理由は何か。

■ 全般

堀井動物園全体についても多数の問題が山積したままだと考えられる。現状どのようになっており、どのような指導・改善が行われているのか、以下の点について教えていただきたい。

●動物の数および人員について

  • 2つの飼育場およびめっちゃさわれる動物園について、それぞれ何種何匹の動物を、何人のスタッフで飼養管理しているのか、現状を把握しているか。
  • 守山及び野洲の飼育場にフルタイムで飼養管理に関わるスタッフはいるのか。飼育場では朝と夕方に餌をやりにいくだけの飼養管理を許している状況は変わらないのか。
  • 移動動物園にも人員を割かれているはずだが、そのスタッフは、飼育場及びめっちゃさわれる動物園の人員から充てられているのか。その際に、飼育場及びめっちゃさわれる動物園の飼養管理が手薄になっているのではないか。
  • 動物取扱責任者は常勤であることが法的に求められているが、めっちゃさわれる動物園の動物取扱責任者が、県外の移動動物園(期間1か月間、場所はイオンモール京都桂川)のスタッフとして目撃されていた。めっちゃさわれる動物園に常駐させる指導は行われているのか。現状の体制はどうなっているか。
  • 環境省の「第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」の第五条第一項イに「飼養又は保管をする動物の種類及び数は、飼養施設の構造及び規模並びに動物の飼養又は保管に当たる職員数に見合ったものとすること」とあるが、施設・人員ともに明らかにこれに反する状況ではないのか。

● 健康管理について

  • かかりつけの獣医師は現在、何名いるのか。多種のエキゾチックアニマルを専門性をもって診察できる獣医師であるか確認を行ったか。
  • 定期的な獣医師の往診は行われているのか。行われているとすれば、頻度はどの程度か把握しているか。
  • 疾病が疑われる場合に、診察や治療は行われているか確認しているか。
  • 治療を行わない場合、その理由や、行わないと判断する基準は何か把握しているか。
  • 個体別の健康管理の記録(カルテ)は存在するか、確認しているか。
  • 症状が重篤で回復する見込みがない場合の獣医師による安楽死は行われているか、把握しているか。それとも放置であるか。

● 感染症対策について

  • 犬の導入時に、狂犬病予防法上の畜犬登録が行われているか確認しているか。
  • 毎年の狂犬病予防接種は行われているか。その他、犬、猫、フェネック、フェレット等に感染症予防のためのワクチン接種はおこなわれているか。
  • 厚生労働省の「動物展示施設における人と動物の共通感染症対策ガイドライン追補版ふれあい動物施設等における衛生管理に関するガイドライン」には、「感染の機会をできるだけ減らすため、エキゾチック動物(アライグマ、サル類、プレーリードッグなど)や気性の荒い動物種は直接触れられないようにすべきである。また、幼弱な反芻獣や家禽、爬虫類並びに病気の動物は腸管系の疾患を伝播する可能性が高いので注意が必要である」、「動物が必要以上のストレスを感じないような配慮をする必要がある」とあるが、なぜ野生動物を来場者に触らせないよう指導できないのか。
  • 上記ガイドラインには「外部から動物を導入する場合には一週間程度の検疫・馴化期間を設けた後にふれあいに供すること」とも書かれているが、堀井動物園では検疫・順化期間は設けているのか。検疫を行うための施設・設備はあるか。
  • 本年8月、獣医師の診たてでは、特にハチクイモドキをはじめとして、鳥類全般にダニがいる疑いがあったが、上記ガイドラインには続けて「また、エキノコックス(流行地域からの導入の場合)、オウム病、結核などについて検査し陰性を確認するとともに、必要に応じて内部寄生虫および外部寄生動物の駆除を実施する」とあるが、堀井動物園では、動物が保有している可能性のある病原体や外部寄生虫について、導入時の検査や定期的な検査、治療、予防等が行われているのか。
  • 来場者に手洗いするよう促していなかったが、現状どうであるか確認しているか。
  • 県として堀井動物園及びめっちゃさわれる動物園の感染症対策は十分と考えているのか。

● 高病原性鳥インフルエンザ対策について

  • 今月、環境省が「動物園等における飼養鳥に関する高病原性鳥インフルエンザへの対応指針」を改めたが、この指針に示されている基本的な飼養衛生管理(施設ごとに作業靴を変更、出入りの際の消毒等)や、観覧者等への対応(出入り口における靴底の消毒等)、発生時の対応(検査や隔離、報告等)について、堀井動物園は対応しているのか、もしくは対応可能と県では考えているのか。
  • 滋賀県内で高病原性鳥インフルエンザが発生した場合、堀井動物園の所有する鳥類について、どのような対応をとることになっているか。また行政側の担当部局はどこになるか。
  • 高病原性鳥インフルエンザが発生している地帯(他県含む)での移動動物園の開催を止めさせるような指導もしくは勧告・命令を行うことは可能か。

● ふれあいの指導について

  • めっちゃさわれる動物園や移動動物園では、ヒヨコ、ハムスター、モルモット、ウサギ、犬、猫、小鳥、その他エキゾチックアニマルなど、来場者に自由に触らせており、スタッフが扱い方を教えておらず、これらの動物の扱い方を各動物ごとに常時監視しているスタッフがいない。
    環境省の「第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」の第五条第五項ロには、「販売業者、貸出業者及び展示業者にあっては、顧客等が動物に接触する場合には、動物に過度なストレスがかかり、顧客等が危害を受け、又は動物若しくは顧客等が人と動物の共通感染症にかかることのないよう、顧客等に対して動物への接触方法について指導するとともに、動物に適度な休息を与えること」とあり、指導を行っていない現状は細目違反ではないのか。

● 騒音について

  • めっちゃさわれる動物園内や、移動動物園開催地において、ラジカセやスピーカーを用いて音楽を流している場合があるが、その真上や真横で動物の展示を行っている。また、移動動物園開催地ではバルーンに空気を送り込む機械音が動物のすぐそばでなっているような状態や、野外ライブ会場近くの場所で開催するなどの問題も見受けられる。不必要な騒音にさらさないよう指導を行っているのか。

● 記録について

  • 日々の管理及び動物の取引・導入等の状況について、法令によって義務づけられている台帳の調整が行われていなかった件について、昨年7月1日より調整が開始されているとのことだが、その後継続して記録されていることを確認しているか。その際に、現在飼育されている動物と整合性があるか、内容について確認しているか。
  • 2日以上の移動動物園の場合、開催地で別途登録を行っているはずであり、台帳は独立のはずである。堀井動物園側の台帳には、それらの移動動物園に連れて行ったこと(動物の移動動物園への移動)についても記載はされているか。また移動動物園時の台帳は保管されているか。
  • 台帳には動物の死亡についてもきちんと記録されているか。
  • 死亡の頻度が高い場合に、県としてどのような確認・指導を行っているか。
  • 仕入れが飼養管理のキャパシティーを明らかに超えている場合、県としてどのような指導を行うのか。

● 生餌及び死体の扱いについて

  • ほかの動物の餌としている動物は何か。ヒヨコとハムスターは餌にしていることが確認できているが、生餌として与える場合もあるか、確認しているか。ウサギ、モルモットも餌もしくは生餌にしているのか。
  • ヒヨコはビニール袋に詰め込んで窒息死させているとの噂もあるが、どのような殺処分方法がとられているか把握しているか。
  • ヤギが多数生まれているが、全て飼育されていると考えにくいのではないか。猛獣の餌等として用いられているのか。
  • 動物が死んだ場合、死体はほかの動物に与えているのか。与えている場合、感染症拡大などの観点から問題はないのか。
  • 逆に死体を餌として使わない動物はどういった動物か。
  • 本年8月に白骨化したムフロンの頭蓋骨が第二飼育場前で発見されているが、死体の処理は日ごろどのように行うよう指導しているのか。敷地内埋設や冷凍保管等も行われているのか。

■ 個別の動物について

  • 昨年騒動の発端となったライオンの傷は、一昨年12月のものとのことであったが、インスタグラムに来園者がアップしている写真を精査すると、一昨年9月には既に出血が認めらえる。また、ビスに対策をしたとされる一昨年12月から半年過ぎてもまだ瘡蓋のままであった。通常適切な治療が施されて居ればこれほど長く傷が治らないことはないはずである。また顔にも幾つかのハゲがあり、一部禿げた部分が黒ずんでおり、皮膚炎の可能性もあった。これも適切な治療が行われていれば、長期にわたる症状にはならず、そもそも皮膚病を起こすだけの何らかの環境原因(日照・換気・温度・湿度・栄養状態・ストレス)などがあると考えられた。また、足にくる病の兆候があるのではないかと疑う専門家もいたと聞く。ライオンについて、獣医師に診察を受けさせていたか、飼育環境について外部の指導を受けていたかどうかを確認したか。
  • シマリス、ジャネット、イグアナ、ミーアキャット等へのハーネス飼育や、猛禽類の拘束飼育、移動動物園先での猫のリード展示を止めさせることはできないのか。
    環境省の「第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」の第五条第一項ロに「ケージ等の外で飼養又は保管をしないこと。ただし、管理を徹底した上で一時的にケージ等の外で飼養又は保管をする場合にあっては、この限りでない」とあるが、上記動物の拘束は常識で考えて「一時的」ではない。群馬県ではペットショップに対し、この規定を根拠に猛禽の拘束飼育を止めさせたとのことである。

問題点:

  • リードの長さが高さより短く、木から落ちてフクロウが宙づりになっていたが(写真左)、スタッフは気が付くようなところにおらず、来園者が引っ張り上げた。アカブチジェネットもリードで繋いでの展示のため、何度か展示台から落ちかけて宙ぶらりんになっていた。遊び盛りの幼獣時期だが、短いリードと狭い展示場所では十分に遊ぶことも出来ず、運動不足とストレスになっていた。成長期のため睡眠も大切だが、日中は寝ていても客に触られる状態である。また、家畜化されていない野生動物であり、大変活動的でスタッフや来園者に爪でケガを負わせていた。
    その後「卒業した」として展示から消えたが、理由も、どうなったのかも不明である。
  • ミーアキャットもリードで繋がれており、ウロウロしてストレスからの常同行動を起こしていた。ハーネスは、体との間に指も入らないくらいきつい状態である(写真中)。そもそも野生動物にハーネスは無理があるのではないか。また温度設定がミーアキャットには合っていない(エアコンが効きすぎて寒い)ため、8月にも関わらず、ハロゲンランプ前でおなかを温める行動も見せていた。群れで行動する種を単独で飼育しているため、ストレスも高くなっている。
  • イオンモール京都桂川の本年10月の移動動物園では、ハウスやトイレもない状態で、猫を屋外でリードで展示していた(写真右、ハウス・トイレは指導を受けた後に設置した)。雨天時にテントはあるものの雨が当たりそうな場所で身を隠す場所もなく不安げな鳴き声をあげていた。行動の自由がないことも問題だが、リードが外れて猫が逸走した場合、所有者不明の猫(いわゆる「野良猫」)をふやすことになる。野外のリード展示は問題があるのではないか。

インコ類含む鳥類について:

  • 鳥の羽のクリッピングがあまりに乱雑であり、見た目も残酷なだけでなく、切るときに筆羽の羽軸を切って出血させるなどしていないのか疑問である。また、片翼だけをばっさり切るスタイルのため左右の体のバランスが取れない状態になっている。獣医師にクリッピングさせるなど、改善させられないのか。
  • 換羽の時期は栄養(タンパク質)も必要で、体力が落ちているため、静養させる時期であるが、展示をし、触らせている。エネルギーが必要だが、変わらない餌(ひまわり種と粟などの鳥餌)を与えている。ストレスも高まる時期であり、長く続けば個体が弱るはずである。また筆羽になってツンツンになっている鳥が多いのは四季の寒暖や日照の問題があるのではないか。モール内は四季によって換羽する鳥には適正な日照・気温環境にはないが、そのことについては指導しているか。
  • 鳥類のケージが全般に汚く不衛生だったが(8月のめっちゃさわれる動物園では特にコキンチョウで顕著、移動動物園開催地でも鳥類ケージ全般に不衛生)、改善されているか。
  • オーストラリアガマグチヨタカ、各種夜行性フクロウ、鳥類ではないがインドオオコウモリなども、夜行性にもかかわらず日中、長時間にわたりハロゲンランプでの照射が行われている。視力に良くなく、またストレス過多になるため、寿命が短くなるはずである。また園内は常時80dbの騒音状態、スピーカーに近い水槽は振動していた。耳の良い動物や、振動を感知する動物にとって、ストレスフルな環境と言わざるをえない。これらの環境改善の指導はされているか。
  • 猛禽類に全体にビタミン不足が疑われるが(昨年8月は特にスピックスコノハズクで顕著)、餌は何をやっているか把握しているか。
  • ヨツユビハリネズミの元々の生息地はアフリカであり、適温が25~28℃あたりと飼育には保温を必要とする動物である。20℃を下回っただけでも冬眠をはじめるなど命の危険にさらされると言われているが、昨年だけでも、お正月に東京お台場、10月に京都桂川(台風など雨続きで低温 写真左)、11月に常葉大学学園祭(ハウスなし牧草のみ 写真右)と、批判を受けても繰り返し低温状態での展示を続けている。繰り返し指摘されても改善できないような動物については、取扱いを禁ずる勧告・命令を出すべきではないか。
  • ハリモグラが水槽に木製チップでの展示がされており、虫が湧いていたが改善されたか。またハリモグラは本来、地面に穴を掘る習性はあるが完全に潜る事は少なく、長い爪を持つ動物をガラスケースに薄くチップを敷いただけでは歩行も難しくなりストレスになるのではないか。飼育環境の見直しは指導されているか。
  • ハムスターは、成長後は単独飼育をしなければ闘争を起こす。めっちゃさわれる動物園では負傷してほぼ死にかけているジャンガリアンハムスターがふれあいに出されていたが、スタッフによれば、やはりときどきケンカを起こすとのことであった。餌もリンゴだけでは必要な栄養がとれないと考えられる。ハムスター専用の部屋には常駐スタッフもおらず、具合の悪い個体に気が付いていない。そもそもこのように小さな動物を自由に触らせるのは不適切ではないか。
  • 獣医師によればアカアシガメの甲羅の状態が悪い(割れている)のも治療すれば治るとのことだが、診断や治療は受けているか。
  • アルパカの蹄が手入れされておらず伸びて割れて(開いて)いた。削蹄・治療は行われたか。
  • 子ヤギは逆に、蹄の先が擦れて縦に削れてしまっていた。狭いところからピョンピョン出たがる時に壁に擦れて減るなど、何らかの原因があるのではないかと思われるが、対策はとられているか。
  • ミナミコアリクイが、全身を激しくかきむしっている動画がインスタグラムにアップされており、脱毛も見られる(※写真添付して提出)。昨年8月時点で名前の表示が残されたまま展示はされておらず、その後、バックヤードに置かれている写真がツイッターにアップされたこともあった(※写真添付して提出)。これは治療中のためか、理由は把握しているか。原因が外部寄生虫の場合、同じ飼育設備に入れられていた鳥類やサルについては問題は起きていないのか。また、現在、この個体は生きているのか。
  • 爬虫類に脱皮不全やケガが認められる。脱皮不全については一時期、脱皮促進剤がめっちゃさわれる動物園に置かれるようになったが、その後見えなくなっており、再び状態が悪くなっているのではないか。栄養管理にも疑問の声があるが、適切な給餌がされているのか。ケガや体の一部の欠損については、異なる種を同じ水槽に入れるなどの不適切飼育が原因となっているものもあるのではないかと思われるが指導は行われているか。(爬虫類では異なる種の混合飼育は基本的にしない)
  • ヘビなどで、ケージの外から温めるためのヒーターをケージ内に入れているが、逆に低温やけどなどが心配される状態になっていないか、確認しているか。
  • フラワーホーンのいる水槽などが過密だが、改善されているか。
  • 昨年夏にもコツメカワウソを購入しており、めっちゃさわれる動物園内でケージ飼育が行われている。明らかに不適切な飼養方法であり、より広いスペースと、泳ぐことのできる環境、好奇心を満たすものを用意させるべきではないか。ケージから逃げ出して園内を走っている姿がたびたび目撃されているが、園外に出てしまう可能性もあるのではないか(小さなケージに閉じ込めればいいという意味ではない)。飼育環境の改善指導はどうなっているか。
  • 昨年秋にスローロリスがめっちゃさわれる動物園に導入されていたと聞く。密輸の問題が常に指摘されているCITES付属書I掲載種であり、警戒心も強く、ふれあいには適さない野生動物を展示すること自体が問題である。また脇から出る毒素をなめて唾液とまぜるため、咬まれると独特の強い痛みがありペット流通では抜歯が行われるが、めっちゃさわれる動物園の個体も抜歯されていたのか。毒を持つ動物を展示することについては、どのような指導を行っているのか。またその後、展示されていないようだが、どうなっているか。

■ 特定動物について

  • ライオン(リオンくん)の行き先について県は把握していないのか。行き先と思われる千葉県の個人飼養者の許可書類について開示請求をしたところ、一時預かりでの飼養となっている。一方、堀井動物園は滋賀県に対し、譲り渡しであった旨の書類を提出していると以前貴職より説明を受けた。ライオンの所有権が移転していないのであれば、将来的にまた滋賀県内にライオンが戻ってくる可能性もあるのではないか。この点について、事実確認は行われているか。
  • サーバルキャットの檻の上部突起部分について、支える支柱がないが、崩落の危険性はないのか。
  • サーバルキャットが3匹出産しており、狭い展示施設内で、既に成長により過密な状況にある。適切な飼育施設への譲り渡しについて指導を依頼したが、その後どうなっているか。堀井動物園は、県に指導されたとおり出産時の対応方法について羽村市動物公園に問い合わせは行っており、今後も継続して状況のチェックをお願いしたい。
  • サーバルキャットのメスの出産に伴い、オスが移動檻の中に閉じ込められたままになっているはずだが、現在どうなっているか。極小の飼育設備での飼育は動物にとって明らかにストレスであり、早急に広い場所での飼育に移行させるべきである。この点、指導は行われていないのか。
  • 「動物の愛護及び管理に関する法律」第27条第二項に「都道府県知事は、前条第1項の許可をする場合において、特定動物による人の生命、身体又は財産に対する侵害の防止のため必要があると認めるときは、その必要の限度において、その許可に条件を付することができる」とあり、特定動物の飼養・保管許可を出す場合でも条件を付することができる。室内であっても二重扉で扱うこと、移動動物園で用いないこと、頭数を増やさないこと等、現行の許可についても制限を設けるべきではないか。
  • キリンを新たに導入するという話が常にあるようで、非常に懸念を抱いている。現状の施設で1か月半でキリンが死亡しており、適正な管理ができる場所ではない。また、キリンについては、移動時に特定動物の許可関連の書類の未提出が発覚しており、違反については警察の対応待ちである。しかし、飼養・保管許可は継続しており、いつでも新たな個体を入れられる状態にある。設備を改善しなければ飼養できないが、農地法・農振法違反で占拠されている土地にきちんとした建造物を作るよう行政が指導するのもおかしなことであり、許可を取り下げるよう指導するべきではないか。
  • めっちゃさわれる動物園では、ワニとの記念撮影時に、口を透明のセロテープでぐるぐる巻いている。扱い方も乱雑で、動画を見た人たちから虐待だとの声もあった。咬まれないようにするためとはいえあまりに不適切であり、特定動物との写真撮影自体を止めるよう指導するべきではないか。ほかに特定動物ではアミメニシキヘビも撮影に用いられている。(死亡したビルマニシキヘビも使われていたことがインターネット上で確認できる)

■ 滋賀県以外で行われた移動動物園の状況について(報告を含む)

  • 環境省の「第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」の第五条第一項ルに「販売業者及び展示業者にあっては、長時間連続して展示を行う場合には、動物のストレスを軽減するため、必要に応じてその途中において展示を行わない時間を設けること。特に、長時間連続して犬又はねこの展示を行う場合には、その途中において展示を行わない時間を設けること」とあるが、堀井動物園の移動動物園ではこの点が守られていない。指導は行われているか。

アリオ八尾: 

  • 移動動物園を頻繁に行っていたが苦情の多い現状では今後開催できないとの回答を得ている。(報告)

9月14日~10月10日(予定) イオンモール各務原:

  • 台風が来ることを理由に、9月16日で中止となった。(報告)
  • O157が問題になっている最中に、ウシ科のヤクなどの家畜を含む動物をレストラン街前に設置。台風で強風が予想される中、堀井動物園が2回も脱走させているヤマアラシを展示していた。

10月1日~31日 イオンモール京都桂川

  • 2度の台風の襲来があるなど、京都動物愛護センターが繰り返しの指導を行った。詳細は、別添資料を参照。(報告)

11月1日~21日 イオンモール常滑:

  • アザラシ(ミルクちゃん)の水が汚れており、臭いもした。毎日、夜間に、身動きできないと思われる状態でアザラシを保管するのは不適切ではないか。
  • ヤギを夕方から朝まで入れているケージに、ヤギが自然に立てるだけの高さがない。輸送ではない長時間の拘束に対し、このケージは不適切。いつもこのような状態で移動動物園が行われているのか。

11月5日 常葉大学学園祭:

  • ハリネズミが17℃の気温下でハウスもなく展示されていた。(質問は前述のとおり)
  • 白いインコが何度も風に飛ばされており、一度は車に叩きつけられ、お客さんが拾って助けていたという。血のようなものも見えていたというが、その後、健康状態に問題はないか。
  • つつきか、もしくは雄が乗ることによって禿げたと思われるニワトリがふれあいに出されていた(写真左)。家禽類の日ごろの管理は適切か。(どの程度の広さのところに何羽入れられているのか。雌雄同居か。つつき対策は行っているのか)
  • ニワトリの禿げには換羽中とみられるものもあった(写真右)。体力を消耗する時期の動物を移動でふれあいに連れて行かないよう指導を行うべきではないか。

■ その他

  • 野洲の第二飼育場は、堀井動物園園長が農地法及び農振法に違反し占拠している状態である(農地法違反がある場合、賃貸借契約は法律上無効である)。よって、第一種動物取扱業の登録申請書類において、土地の権原の有無欄に「有」としている点が事実と異なるため、業の登録については取消が可能であると環境省から見解も出た。このことについて以前生活衛生課に情報提供を行ったが、滋賀県としての検討状況はどうなっているか。野洲市から立ち退き・原状回復を指導されている業者に対し、県が業の登録を継続するのは不適切ではないか。
  • 同じく第二飼育場について、あのような飼育形態で気温・気候対策や動物の管理が十分に行えているとの認識なのか。昨年は台風で設備に被害・打撃があったことは間違いないが、貴職は立入する根拠がないと述べ、放置であった。通常の動物園であれば来園者の目もあり死亡した動物がいることなどが明らかになるが、堀井動物園飼育場は外部の目にさらされていない。行政はより積極的に立入による監視を行うべきではないか。
  • 来場者にケガをさせたり感染症を起こしたりした場合、又は逸走した動物が人的・物的被害を出した場合の補償等について、堀井動物園はどういう備え・対応をしているか、把握しているか。
  • 移動動物園のコンテナの壁面上部がはがれており雨が入る状態であったり(写真左)、めっちゃさわれる動物園のフサオマキザルのケージのアクリル板の留め金がはずれてサルが手を出していたり(写真右)、設備・物品の管理についてもずさんであるが、飼養設備の毎日の点検については指導を行っているか。また諸設備が手作りであり、溶接の甘さなどが見受けられること自体は、県として問題視していないのか。
  • 昨年9月7日、めっちゃさわれる動物園に消防の立入が行われ、動物保護管理センターからも立ち会いがあったとのことであったが、消防署から指導を受けた事項について、どのように対応がなされたか、動物保護管理センターとして把握はしているか。

以上

投稿日:2018年12月14日 更新日:

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