犬吠埼マリンパークのフンボルトペンギンについて

犬吠埼マリンパークにはフンボルトペンギンも多数いた

犬吠埼マリンパークには、イルカのハニーだけではなく、フンボルトペンギンも多数取り残されていました。

犬吠埼マリンパーク ペンギンを世話する飼育員
ペンギンの飼育場所 道路から撮影

イルカプールの後方にペンギンの飼育施設があり、ペンギンたちが多数外に出ていて過密に見えるときもありましたが、ハウスに入ってしまってほとんど姿が見えないときもありました。羽数は目視では数えられませんでしたが、千葉県に最後に確認した際には46羽いるとのことでした。

ペンギン施設写真
犬吠埼ホテル駐車場へ登る階段からもペンギンの飼育場所が見えた

隣の犬吠埼ホテルの玄関口前にも極小のペンギン飼育用の設備が備え付けられており、フンボルトペンギンはそこでも飼育されていました。ペンギンの所有権は犬吠埼マリンパークにあり、毎日飼育員が犬吠埼マリンパークから通っているという話でした。(詳しくはこちら

中国へ輸出される懸念があった

フンボルトペンギンはワシントン条約付属書Ⅰに掲載される絶滅危惧種であり、輸出入だけでなく国内取引も法的な規制を受けます。犬吠埼マリンパークのフンボルトペンギンの移動について、環境省が種の保存法に基づく移動の許可を出していることまでは確認できましたが、その時は、行き先は決まっていないという話でした。

その後、CITES(ワシントン条約)の輸出許可について行政文書の開示請求を行ったところ、どこからどこへの輸出かは不明ですが、フンボルトペンギン13羽(オス8羽、メス5羽)の輸出許可証が発行されていることが判明しました。有効期限は、2020年9月24日でした(許可証)。

犬吠埼マリンパークを中国人が法人ごと購入しており、動物たちは中国へ売られる懸念がありましたが、ペンギンは一度に中国に売るのではなく、一部を残し、犬吠埼マリンパークの施設で繁殖して中国に継続的に輸出する計画があるような噂もありました。

そのため、上記の輸出許可は犬吠埼マリンパークから中国への輸出のためのものなのではないかと疑っていましたが、結局、この許可証が使われることはなかったようです。時期的にも、新型コロナウイルスで貿易が制限されていた時期に重なっていました。(少なくとも公表されているデータで確認できる範囲では、実績なしです)

ペンギンたちは葛西臨海水族園へ

その後、2024年の初め、PEACEのスタッフが現地を確認しましたが、犬吠埼マリンパークと隣の犬吠埼ホテルの施設からフンボルトペンギンはいなくなっていました。確認したところ、ホテルのペンギン飼育はコロナ後に終了したとのことでした。

犬吠埼ホテルのペンギン施設 すでにpenguinはいない
以前はなかったペイントが施されていたが、ペンギンはいなくなっていた

ペンギンたちの行き先は、東京都の葛西臨海水族園でした。35羽が移され、一時預かりとなっていることを葛西臨海水族園にも確認しました。

犬吠埼マリンパークのフンボルトペンギンはもともと46羽はいたはずですが、2021年に15羽が死亡し、2022年3月7日の葛西臨海水族園での受け入れ時には、成鳥・幼鳥が32羽、ヒナが3羽の計35羽の受け入れだったそうです。

(余談ですが、その後、葛西臨海水族園はペンギン施設改修のため、全国の水族館にフンボルトペンギンを預けていました。このときにも36羽が葛西に残っていましたが、この36羽が犬吠埼のフンボルトペンギンかどうかまでは確認がとれませんでした。)

2023年、犬吠埼マリンパークの土地・建物は差押えを受け、競売を経て、既に所有者が変わりました

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犬吠埼マリンパーク解体作業開始

建物も取り壊され、更地になっているため、ペンギンたちが犬吠埼に戻ることは今後もありません。

※その後のペンギンの所有権については問い合わせ中です。

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