湊山公園のニホンザルの管理をめぐり贈収賄事件発生?!
飼育するニホンザルの脱走が相次いだうえに、繁殖制限を行わず、生まれた子ザルを猿回し事業者に払い下げ続けてきた米子市の湊山公園「猿が島」。過去に2回、ブログに記事を載せてきました。
この記事(2ページ目)で紹介していた米子市議会での質疑応答に関連し、贈収賄事件が発覚しました。こちらのページにまとめました。 特定動物であるニホンザルの逸走が3年連続で起きている米子市立湊山公園のサル展示施設「猿が島」。毎年サルがふえ続け[…]
特定動物であるニホンザルの脱走が毎年のように起きている米子市の湊山公園のサル飼育施設「猿が島」ですが、生まれた子猿を猿回し事業者に譲り渡していることについて、先日PEACEでは市長宛に廃止の要望書を送りました。 [sitecard s[…]
ところが、2回目の記事で紹介した米子市議会での質問に関連し、4月7日、贈収賄事件が起きていたことが報道され、驚愕の事態に発展しています。
質問ではサルの脱走についても聞いており、サルの数が多すぎるのではないか、あまりいい環境ではないだろう、動物の虐待ではないかという声もあったりするということも指摘してくれていた稲田清市議が、指定管理者から100万円をもらって質問していたというのです。真っ当な指摘をする市議がいてよかったと思っていた件が、実際には指定管理者の意向で行われた質問だったとわかり、とても驚きました。
稲田市議の質問の内容は指定管理者に対して厳しいものだったので、指定管理者がお金を出してまで指摘してほしかった背景には何があるのだろうかと、まず疑問に思いました。そこまでサルの管理によって圧迫されていたのであれば、指定管理者は市とコミュニケーションをとり、方向性を協議していくべきだったのではないでしょうか。
しかし、当会から早急に行うよう求めていた繁殖制限も、事件発覚後に確認したところ、まだ検討中のようで、実際には動いていませんでした。つまり、また今年も子ザルが生まれてしまいます!
質問後、猿回し業者へのサルの払い下げが復活している
さらに、米子市では猿回し業者へのサルの譲渡問題が解決していません。
譲渡がなかった年もあったので油断していましたが、今回の贈収賄事件の報道により去年4月に52頭いたサルが現在は37頭に減っていると知り、驚いて米子市に確認したところ、やはり再び猿回し業者に譲り渡していました。しかも15頭もです。内訳は以下の通りです。
二助企画 2頭
タマツエンタープライズ 1頭
計 15頭
市によれば、二助とタマツに行ったサルは猿回しに調教できるような年齢の子ザルだが、周防猿回しの会には子ザルだけでなく大人のサルも行ったそうです(大人と子ども、何匹ずつかは市側では不明とのこと)。
周防猿回しの会は、大人のサルたち用に別途ケージを新たにつくると言っていたそうで、猿回しには使えないサルも引き取ったということだと思いますが、子ザルも行っています。
米子市民の財産であったニホンザルを使って、営利企業である猿回し業者が興行で儲けることは問題ではないでしょうか。
市も指定管理者も、サルをふえるままにしておいて、またこんなひどいことを続けています。
しかも、事件捜査中であることを理由に、事件の背景について聞いても米子市は何も答えてくれません。サルの払い下げに関し、市議からの働きかけがあったのかどうかなどもです。
指定管理者にとって「サルを減らす」とは猿回し業者に払い下げることでしかないと思われる状況ですから、贈賄の意図はそこではないのか、警察・検察には厳しい捜査をしてほしいと思っています。
指定管理者の指定取り消しはされないのか?
贈賄側の指定管理者も書類送検されたと報道されていますが、これは当時の指定管理者だった「YONAGOパブリックパーク・パートナーズ共同事業体」の代表者であった株式会社辻工務店・前代表取締役、辻 一郎氏で間違いないと思います。
株式会社辻工務店がお詫び文をウェブサイトに掲載し、元役員であることを認めています。(辻工務店は、2024年6月に社長が交代したことを公表しており、現社長は辻能実氏となっています。)
湊山公園を含む内浜区域の都市公園の指定管理者は、今年の4月1日から、似た名前の「YONAGOパークオペレーション共同事業体」に変更になっていますが、辻工務店が現在もこの共同事業体に参画していることに変わりはありません。
構成企業は下記表を参照してください。
米子市都市公園(内浜区域)指定管理者
(内浜地区は米川及び日野川を境に2分割した中海側の区域のことで、湊山公園が含まれる)
| 指定の期間 | 令和3年4月1日から令和8年3月31日まで (5年間) |
令和8年4月1日から令和13年3月31日まで (5年間) |
| 名称 | YONAGOパブリックパーク・ パートナーズ共同事業体 |
YONAGOパーク オペレーション共同事業体 |
| 所在地 | 米子市二本木1088番地1 | 米子市西福原五丁目4番6号 |
| 代表者 | 株式会社辻工務店 代表取締役 辻 一郎 |
サンクリーン株式会社 代表取締役 竹ノ内 賢一郎 |
| 構成団体 | 株式会社辻工務店 特定非営利活動法人ever green |
サンクリーン株式会社 株式会社辻工務店 株式会社カンダ技工 |
米子市から、湊山公園の管理者は、辻工務店とever greenだと聞いてきましたが、今回のことがありever greenについて調べたところ、障がい者支援などを行うNPO法人であり、公開されている事業報告等を見ても猿が島の管理を行っているようには見えません。辻工務店のお詫び文でもever greenは無関係とされており、サルの管理の主体は辻工務店なのだと思います。
贈収賄事件に関しては、今後、司法の判断が下ることになると思います。
有罪となった場合には、現在の指定管理者への指定管理を取り消すか、辻工務店を共同事業体から排除するべきではないでしょうか。辻工務店が猿回し業者に便宜を図ってきたということだと思いますし、何度もサルを脱走させてきた管理者でもあります。
稲田市議の質問内容が指定管理者の意向であったなら、少なくとも辻工務店は、猿が島を廃止したいのだと思います。それ自体は間違ったことではなく、こうした安易な幽閉施設はなくしていくべきものです。
しかし、正しい方向性だからといって、政治家にお金を払ってやってもらうのは間違っていますし、猿回しに回した子ザルが親や群れから引き離され、虐待的な興行に使われることにも心が痛まないのか?本当に疑問です。
ちなみに、猿が島の施設とサルを米子市に寄贈した米子ライオンズクラブは、ウェブサイトにサルたちの名前を掲載していますが、2021年の情報となっており、現在では連絡も途絶え、全く関係がなくなってしまっているそうです。まさかサルがこんなに増えるとは思っていなかったのでしょうが、今後費用がかかるであろう繁殖制限措置や施設の改修などに新たな支援があればよいなとは思っています。
また米子市議会では議員有志23人が、市条例に基づく政治倫理審査会の設置を求める要望書を市議会事務局に提出したとのことですので、この事件の背景が政治の場でも解明されることを願います。
時系列
2024年6月 指定管理者代表者が稲田市議に100万円を渡す
2024年7月 サルの脱走
2024年9月 稲田市議による市議会での質問
2024年9月 サルの数調査で飼育数の間違い発覚
2024年12月 サルの数調査で飼育数の間違いさらに発覚
2025年2月 サルの脱走
2026年4月 稲田市議の逮捕報道
意見先
税金で運営する公営施設が繁殖制限すら行わず、猿回し事業者に利益が生じるよう取り計らうなどということはあってはならないことです。ご意見をお願いします。
米子市
市長にひとこと👇
https://city.yonago.lg.jp/6784.htm
都市整備部都市整備課公園担当
電 話:0859-23-5245
ファクシミリ:0859-23-5254
Eメール:toshiseibi@city.yonago.lg.jp
この記事(2ページ目)で紹介していた米子市議会での質疑応答に関連し、贈収賄事件が発覚しました。こちらのページにまとめました。 特定動物であるニホンザルの逸走が3年連続で起きている米子市立湊山公園のサル展示施設「猿が島」。毎年サルがふえ続け[…]
特定動物であるニホンザルの脱走が毎年のように起きている米子市の湊山公園のサル飼育施設「猿が島」ですが、生まれた子猿を猿回し事業者に譲り渡していることについて、先日PEACEでは市長宛に廃止の要望書を送りました。 [sitecard s[…]