特定動物であるニホンザルの脱走が毎年のように起きている米子市の湊山公園のサル飼育施設「猿が島」ですが、生まれた子猿を猿回し事業者に譲り渡していることについて、先日PEACEでは市長宛に廃止の要望書を送りました。
特定動物であるニホンザルの逸走が3年連続で起きている米子市立湊山公園のサル展示施設「猿が島」。毎年サルがふえ続けており、複数の猿回し業者に子ザルを渡してきました。繁殖制限をしていない上に、飼養管理も杜撰で、去年の脱走後の調査時まで、[…]
米子市から回答がありましたが(下記に全文掲載)、猿回しへの払い下げを止めるとは書かれていませんでした。電話で確認したところ、やはり短期的に数を減らさなければいけないので、猿回し事業者への譲り渡しはやらざるを得ないということでした。
今年度から繁殖制限措置は早急にやりたいとのことですが、毎年5月~7月に生まれているのですから、今年生まれる分はすでに妊娠中のはずですし(ニホンザルの妊娠期間はおよそ半年)、去年生まれた子ザルたちも年齢的に譲渡対象になっているはずです。
このサルたちを猿回しの厳しい調教に晒し、不自然な芸を仕込んだり、見世物にしたりしないよう、ぜひ米子市にご意見をお送りください。
米子市都市整備部都市整備課課長からの回答(2025年4月15日付け)
湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご提案(回答)
このたびは、湊山公園猿が島の猿の飼養についてのご意見をいただきありがとうございます。
ご指摘のとおり、度重なる逸走についてはあってはならないことであり、今後の再発防止を徹底していく事としております。
ご提案のありました繁殖抑制については、中長期的な適正飼養の観点から、現在米子市においても検討を行っているところでございます。また、短期的な観点においても、頭数管理のための頭数縮減は必要である考えており(原文ママ)、希望先への譲渡についても行っているところです。何卒ご理解いただきますようよろしくお願いします。
今後とも市政に対し、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
意見先
税金で運営する公営施設が繁殖制限すら行わず、猿回し事業者に利益が生じるよう取り計らうなどということはあってはならないことです。ご意見をお願いします。
米子市
市長にひとこと👇
https://city.yonago.lg.jp/6784.htm
都市整備部都市整備課公園担当
電 話:0859-23-5245
ファクシミリ:0859-23-5254
Eメール:toshiseibi@city.yonago.lg.jp
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