2023年の上げ馬神事で骨折し、予後不良の判断により生命を絶たれた元競走馬「メルズーガ」の事件について、御厨総代会の関係者を動物愛護法違反(動物殺傷罪)で刑事告発しましたが、この3月、津地方検察庁は不起訴との判断をしました。
当会では、この結果を不服として、検察審査会に申し立てをしました。
つきましては、この事件について起訴相当との判断をしてほしいと求める津検察審査会宛の署名を開始します。ご協力を何卒よろしくお願いいたします。
拡散用URL https://www.change.org/ageumashinji
その後、状況次第では、もしかしたら第二弾提出のための締切を設けるかもしれませんが、いずれにしましても、検察審査会の結果が出るまで、署名は閉じずにおきますので、締切後も引き続きご署名&拡散をお願いいたします。検察審査員の皆さまに賛同の声の多さを示すことが目的です。
引き続きご協力をお願いいたします。
署名活動の主旨
私たちは、2023年の上げ馬神事で骨折し、予後不良の判断により無念にも生命を絶たれた元競走馬「メルズーガ」の事件について、多度大社(三重県桑名市)の奉納団体である御厨総代会の関係者を、動物愛護法違反(動物殺傷罪)で刑事告発しました。
上げ馬神事の際、多度大社境内に作られている急峻な坂を駆け上がることを強いられたメルズーガは、途中で激しく転倒し、左前脚骨折の傷害を負いました。そして、その場で獣医師等による処置もされないまま、多度地区の関係者数人に起こされ、支えられながら150mほど先の、一般客を締め出しているガレージのあたりまで歩かされました。途中、歩けずに止まったり、再び転倒したり、体を震わせたりもしていました。激痛で、とてもつらかったと思います。そして祭りの後に、殺処分が行われました。
上げ馬神事は、かねてより馬への暴力的扱いが取り沙汰されてきましたが、このメルズーガの負傷と死によって、動物愛護に関心がある人にとどまらず、馬を扱う関係者なども含めた多くの人たちが、SNSなどで批判の声を挙げました。上げ馬神事を伝統行事として擁護してきた新聞やテレビなどの報道機関も、問題提起を行うようになりました。
私たちは犠牲になる馬をなくすため、上げ馬神事で行われる行為は動物虐待であるということを司法に訴えました。しかし、2025年3月、津地方検察庁は、嫌疑不十分との理由により不起訴の判断を下してしまいました。
上げ馬神事における馬の虐待については、過去にも不起訴となったことがありますが、その当時より動物愛護法の罰則は強化されています。また何より、社会の関心の高さや理解が当時とは異なります。
私たちは、メルズーガの無念を晴らしたく、検察審査会に起訴相当の判断を求め、申し立てを行いました。上げ馬神事自体は翌年から改善はされていますが、坂を駆け上がらせること自体は変わっていません。
メルズーガのような悲劇が二度と起こらないようにするため、ぜひこの請願に署名してください。
- 署名は、津検察審査会へ提出します。締め切りは改めて告知しますが、短期間で終了となりますので、至急の拡散をお願いいたします。
- 署名後に表示されるご寄付の案内は、この署名プラットフォームChange.orgへのもので、署名の主催団体であるPEACEへの寄付ではありません。
これまでの経緯
※新しい記事から並べています。
2023年の上げ馬神事によって元競走馬のメルズーガ号が足に深刻な傷を負い、予後不良で殺処分となったこと及びその他の暴力行為について12名が書類送検されていましたが、昨日3月25日、不起訴との報道が出ました。告発団体のもとには、津検察[…]
先日、上げ馬神事関係者が書類送検された件につきまして、連名で告発を行いました動物虐待のない社会を目指す会および代理人とともに、津地方検察庁に行ってきました。直接、検察官との協議を行うことができましたこと、ご報告いたします。検察官の方[…]
動物虐待のない社会を目指す会との連名で刑事告発しておりました昨年の上げ馬神事について、9月24日に、動物愛護法違反の疑いで12名を津地方検察庁へ書類送検したとの連絡を受けました。同日、報道もされており、検察に起訴を求める「厳重処分」の意見が[…]
プレスリリース2023年10月13日 上げ馬神事の動物愛護法違反について告発状が受理されました本年5月4日、多度大社(三重県桑名市)で実施された上げ馬神事によって馬1頭(馬名:テイクワン、競走馬時代の馬名:メルズーガ、馬齢:当時[…]