動物の移動展示禁止に関する各国の状況
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アメリカ
動物福祉法を改正し、サーカスなどの巡業ショーで野生動物を使用することを禁止する「Traveling Exotic Animal and Public Safety Protection Act(TEAPSPA)」が国会に提出されている。この法案が禁止しようとする野生動物の移動興行には、動物芸、サーカス、ライド、カーニバル、見世物、展示会、フェア、パレード、ふれあい動物園、レース、パフォーマンス、もしくは、奇術のため、動物に乗せるため、娯楽事業・楽しみ・観客の利益等の目的で動物を伴う必要があるような同様の事業が含まれる。ただし認定動物園、野生動物保護区などの特定の団体に限定された例外は設けられている。
TEAPSPA would prohibit the use of wild animals in traveling …
各州の規制
アメリカ・ニュージャージー州で、 12月14日、野生もしくは外来の動物の移動展示を禁止する「ノージー法」に州知事が署名し、承認されました。 10月に下院と上院を通過していましたが、その最終法案を見ると、一部の都市をのぞき即日施行となって[…]
ウクライナ
2015年以降、ウクライナの動物虐待防止法には、移動式動物園、野生動物の移動展示場、天然海水を使用しないイルカ水族館の設置と運営の禁止が含まれている。 2017年には、この法律および刑法、動物の人道的取り扱い条件の不適切な導入に対する行政違反に関する法が改正され、動物の虐待に対する行政的および刑事的責任が強化された。重要な改正としてウクライナの動物虐待防止法第1条に「移動動物園」の具体的な公式定義が盛り込まれ、文化施設、サーカス、移動動物園、旅行センター、その他の個人または組織が、野生動物を(公的・私的な)娯楽目的および非科学的な公開展示や展覧会目的で飼育・輸送するために使用する特設の仮設の建物、車両、移動式ケージ、囲い、その他の移動式構造物と定義された。
出典:Kruk, E.; Grzegorz, L.; Hanna, S.-C.; Górski, K. Legal-Protection-of-Animals; Maria Curie-Skłodowska University Press: Lublin, Poland, 2020.
※ただし、この種の活動に対する適切な管理が欠如しており、野生動物を飼育してパフォーマンスに登場させる移動動物園が8つ以上存在するとも書かれている。
ボリビア
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