魚類(観賞魚)も第一種動物取扱業の対象に!

観賞魚の年間輸入数は年間3千万匹!

減少傾向にあるものの、観賞魚は年間に3千万匹も輸入されています。日本で生産される金魚や錦鯉なども含めると、相当数の魚類が観賞用に売られていることになります。

それらのうち、大事に飼育され続けているものが、一体どれくらいいるのでしょうか。また、河川等への観賞魚の遺棄も問題になっています。

観賞魚輸入数推移

観賞用海水魚の捕獲に猛毒のシアン化合物が使われているのを知っていますか?
魚に対して虐待であるだけでなく、海も汚染しています

シアン化ナトリウムの別名は青酸ソーダで、青酸カリとほぼ同じ毒性を持ち、熱帯魚輸出国の上位を占めるフィリピン、スリランカ、インドネシアで多くの漁師たちが使っている。粉状に砕いてから溶かしたものをスプレーボトルに詰め、水中で魚に吹きかける。目当ての魚は動けなくなるため、簡単に捕まえられる。当然、周囲のサンゴ礁や他の海洋生物も全てシアン化ナトリウムを浴びる。
猛毒かけ捕獲、米輸入熱帯魚の7~9割 ナショナルジオグラフィック日本語版 2016年3月15日

どんなにすばしこい魚でも,シアン化合物で麻痺させれば,サンゴの枝の陰や裂け目に逃げ込むことができず,ダイバーは苦もなく捕まえられる。それだけでなく,シアン化合物の使用は深刻な後遺症を残す。専門家の推定では,サンゴ礁でシアン化合物を浴びた魚の半分が即死し,「最初の一撃」をしのいだ魚も4割が輸送中に死んでしまう。シアン化合物は熱帯魚を殺すだけではない。サンゴ礁にすむ他の魚や無脊椎(せきつい)動物,生きたサンゴが受ける打撃もはかりしれない。
シアン漁法が破壊する海の生態系 日経サイエンス 2001年10月号

日本で売られている観賞魚からシアン化合物 が検出されたこともあります(TBS「報道特集」2004年8月8日)。野生由来の観賞魚を購入することは環境破壊につながります。

お店の人に野生から捕獲したものかどうか知っているか、聞いてみましょう。野生由来の場合はもちろん、わからない場合も、買わないで!

どうしても飼えなくなったら……
日本観賞魚振興事業協同組合の「観賞魚引き取りシステム」を利用する

魚も命ある生きものです。責任を持って飼えない人は購入しないでください。
でもどうしても飼えなくなってしまったら……業界団体の「観賞魚引き取りシステム」を利用しましょう。

飼育する愛魚は大切に飼育しましょう。
飼育した魚は一生飼う心構えが必要です。
」と書かれたポスターのお店が目印です!

詳しくは外部リンクをごらんください。

私たちは、魚類(観賞魚)を第一種動物取扱業の対象に含めるよう求めます

魚も命ある生きものです。苦痛も感じれば、不適切な飼育によって病気になったりします。適切な用品を準備したり、世話をしたりできない人に売ってはいけないのは、ほかの「ペット」と同じです。

例えば1メートルを超えるような大きさに成長する魚を、普通のサイズの水槽しか維持できない人に売りつけてはいけないでしょう。魚類だから健全に発育しなくていいということはありません。説明責任は、観賞魚の業者にも負わせるべきです。

また、インテリア店やコンビニなどが急に瓶入りの観賞魚を売りはじめることがありますが、業の登録が必要となっていれば、二の足を踏むかもしれません。

私たちは、魚類(観賞魚)も、より一層大切に扱われるよう、第一種動物取扱業の対象に含めることを求めます。

情報をお寄せください!

これまでの法改正で第一種動物取扱業の対象の拡大が実現してこなかったのは、事例などの情報が乏しかったからではないかと感じています。業規制がカバーしていない現状で個別に改善を求めるのは難しいのですが、観賞魚店(アクアショップ、金魚店など)で見聞きした不適切な取り扱いやトンデモ説明などの情報を集積したいと思っています。

「炎天下に水槽を出しており、金魚が死んで浮いていた」「飼えないのに売りつけが激しい」など何でもかまいません。あなたが感じた問題について、情報をお寄せください。ここ5年以内くらいのエピソードで、できる限りお店の名前と場所、時期もお書きそえください。情報提供は匿名でかまいません。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

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