2019年動物愛護法改正アクション

ご協力を大変ありがとうございました! 
2019年6月12日、改正法が成立しました。

➡改正までの経緯はこちら。改正法の内容についてはこちら

今後は、施行へ向けた政省令改正等のアクションへ移行します。引き続きよろしくお願いいたします!

ご協力を大変ありがとうございました。法律改正が終わりました。以下、アクション呼びかけ当時の内容を、そのまま残しています。


2018年12月11日、超党派の「犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟」の動物愛護法の改正骨子が同議連の総会で承認されました。

多くの改正項目が盛り込まれた骨子ですが、残念ながら、私たちが特に強く求めていた「動物実験関係など適用除外になっている業者を第一種動物取扱業の対象にして、登録を義務付ける」「産業動物(畜産動物)についての条項を設け、『飼養及び保管に関する基準』を遵守義務とする」が外されてしまっています。

骨子は議連の議員の方たちが、所属する党に持ち帰り、今後、各党での検討がなされます。その後、与野党協議を経て、ゴールデンウィーク前の成立を目指すとのことです。

ぜひ、各党や皆さんの地元選出の国会議員の方々に上記の2点の改正を盛り込んでくれるよう要望ハガキを出してください。

下記の記入例を参考にハガキに要望を書いてください。記入例から選んで書いていただいてもいいですし、[理由]に書いてあることを加えていただいてもいいです。

ハガキアクション記入例

【実験動物】
(1)動物愛護法を改正して、実験動物を販売する業者にも登録を義務付けてください。
(2)動物愛護法を改正してください。実験動物を扱う者すべてを把握できるようにしてください。

〔理由〕記入例(1)

  • ペットショップは「第一種動物取扱業」として登録が義務付けられています。犬やウサギなどの動物を売っているのは同じなのに、動物実験施設に義務がないのは不公平です。
  • 劣悪なブリーダーやペットショップがいるように、実験動物を繁殖・販売する業者にも悪質なところがないとは限りません。特にブタやヤギは、体の状態が悪い動物が入荷したり飼われたりしていることがわかっています。登録して自治体が実態を把握しておくことは必要です。

〔理由〕記入例(2)

  • 動物実験では、人間が意図的に動物を苦しめたり傷つけたりします。登録もしていない施設で、自由に動物実験ができるというのはおかしいです。
  • 兵庫県には動物実験施設の届出制がありますが、問題は起きていません。飼っている動物の数や種類、扱い方について問い合わせても企業は答えません。説明責任を果たそうとしない業界には不信感があり、最低限のことを行政が把握するべきだと思います。
  • 実験に使っている動物には、遺伝子組換えされたり、病原菌やウィルスに感染させられたものも多いです。災害時のことを考えても、そういった動物がどこでどれくらい飼育されているか、国や自治体が把握しておくのは当然と思います。
【畜産動物】
(1)畜産の現場で起きている動物虐待がなくなるように動物愛護法を改正してください。
(2)畜産動物の福祉についての条項を動物愛護法に作ってください。
(3)と畜場での動物虐待も取り締まれるように動物愛護法を改正してください。
(4)畜産やと畜に関連する行政が、動物虐待に対して指導できるように動物愛護法を改正してください。

〔理由〕

  • 産業動物も動物愛護法の適用範囲内であるにもかかわらず、条文に産業動物に関する条項が一切ありません。そのため、産業動物が動物愛護法の適応外であるという誤認が生まれ、産業動物への暴力的な扱いが日常的になってしまっています。
  • 「産業動物の飼養及び保管に関する基準」を遵守義務とし、その策定根拠を法文に明記することは不可欠です。
  • 10億頭を取り扱う産業で、日々、動物が暴力的に扱われています。最低限、この部分をなくす法改正が必要です。
  • 畜産物を輸出したいために日本政府が依頼して行われたOIE(国際獣疫事務局)のPVS(獣医サービス能力)評価でも、動物福祉に関する法律にと畜と輸送といった畜産動物に関係する項目を含めるようにという勧告がなされています。
  • 国際NGOによる世界の畜産動物福祉の評価では、日本の評価が中国、韓国といった周辺諸国より低いものになっています。産業動物が動物取扱業から外されていて、具体的に産業動物を守る仕組みがないからです。産業保護の観点からも産業動物を動物取扱業に含める必要があります。
  • 中国や韓国には罰則を伴った動物福祉に関連する規制があります。次の5年後の改正では、また後れを取ってしまいます。
  • いま、畜産場に毎年2回、家畜保健衛生所の公務員が立入検査をしていますが、虐待的扱いを見かけても一切指導してくれません。と畜場にも食肉衛生検査所の公務員が立ち入りを日々していますが同様です。動物愛護の部署ときちんと連携し、アニマルウェルフェアについて指導をする必要があります。これはOIEからも勧告されています。

ハガキの送り先

【政党本部】

自由民主党:〒100-8910東京都千代田区永田町1-11-23
立憲民主党:〒102-0093東京都千代田区平河町2-12-4 ふじビル3F
国民民主党:〒100-0014東京都千代田区永田町1-11-1
公明党:〒160-0012東京都新宿区南元町17
日本共産党:〒151-8586東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐26‐7
日本維新の会:〒542-0082大阪市中央区島之内1-17-16三栄長堀ビル
自由党:〒102-0083東京都千代田区麹町4-5-6 麹町森永ビル4F
希望の党:〒100-0014東京都千代田区永田町1-11-4 永田町パレスサイドビル2階
社会民主党:〒104-0043東京都中央区湊3―18―17 マルキ榎本ビル5階

【地元の議員】

下記で検索してください。
各議員のホームページに事務所の住所が掲載されています。

衆議院
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/

右側の「開票結果」のうち、お住まいの都道府県をクリック。
次にお住いの地域をクリック。
表示された議員名のうち、バラの花のマークもしくは「比当」の表示がある議員に送ってください。

参議院
http://www.sangiin.go.jp/japanese/giin/hireiku/hireiku.htm

お住まいの都道府県をクリック。
一番左の欄にお住いの都道府県が表にされている議員に送ってください。

関係議員リスト

関係する国会議員にも、要望の手紙やメールを送ってください。

 ○○議員連盟会長
 衆(or参)議院議員 △△△△様

のような書き出しで、普通にお手紙を書くような感じで書けばOKです。

自民党どうぶつ愛護議員連盟

会長 鴨下一郎 衆議院議員
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1衆議院第一議員会館1023号室

幹事長 山際太志郎 衆議院議員
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1衆議院第一議員会館613号室

事務局長 三原じゅん子 参議院議員
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1参議院議員会館823号室

犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟

会長 尾辻秀久参議院議員(自民党)
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院会館515号室

事務局長 福島みずほ参議院議員(社民党)
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館1111号室

犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟動物愛護法改正ワーキングチーム

座長 牧原秀樹 衆議院議員(自民党)
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館1116号室

副座長 泉健太 衆議院議員(希望の党国民民主党)
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一
議員会館817号室

副座長 生方幸夫 衆議院議員(立憲民主党)
※立憲民主党環境・原子力部会部会長でもあります。
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館906号室

事務局次長 高井崇志 衆議院議員(立憲民主党)
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館416号室

公明党動物愛護管理推進委員会

委員長 中野洋昌 衆議院議員
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館722号室

国民民主党動物愛護・動物福祉ワーキングチーム

座長 小宮山泰子 衆議院議員
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館607号室

共産党

武田良介 参議院議員
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館408号室

参考ページ

★公表された骨子の内容は?

★もっとしっかり手紙を書きたい!という方は、これまでのアクションを参考にしてください。

★これまでの私たちの取り組みは…

NO IMAGE

動物の搾取のない世界を目指して

PEACEの活動は、皆さまからのご寄付・年会費に支えられています。
安定した活動を継続するために、活動の趣旨にご賛同くださる皆さまからのご支援をお待ちしております。

CTR IMG