去る7月3日に亡くなられました「エルザ自然保護の会」会長 藤原英司氏の残したメッセージを探り、繋いでゆくためのトークセッションが開催されます。
藤原先生は、「野生のエルザ」の翻訳者として、また動物の権利の擁護者として、日本の動物保護の分野を常に切り拓き続けてきました。野生動物というものに社会の目を開かせたパイオニアです。
私も、子ども時代は「シートン動物記」などの動物文学を読み、野生の生きものたちの世界をもっと知りたいと願うような一読者でした。
後年、エルザ自然保護の会の方々と活動を共にすることになるとは当時思いも及びませんでしたが、動物たちがこの地球上で人間によって苦しめられているのだということに目を開かされた学生時代、偶然、藤原先生の講演を聞く機会があったことも今につながる第一歩であったと感じます。
今でもそのときの録音テープを大切にとってありますが、自分の年齢も次世代につなぐということを考える歳になってきました。改めて藤原先生の思いを若い世代にも知ってほしいと思います。
P.S. なぜか藤原先生には「ねずみちゃん」と呼ばれていました・・・
第139回ESPACE BIBLIO文明講座 藤原英司を繋ぐ会TALK SESSION
※要参加申し込み。
申し込み方法など詳細はエスパスビブリオのサイトの案内をご覧ください。
http://espacebiblio.superstudio.co.jp/?p=6492