化審法施行状況検討会が終了、報告書は代替法についてもかなり言及

2月8日、化審法見直しへ向けて施行状況の検討を行っていた「化審法施行状況検討会」の第5回が開催されました。この日は、とりまとめ文書にあたる報告書の案について議論され、修正は座長一任の形で了承されました。この検討会は今回を持って最終回となります。

報告書案には、主に定量的構造活性相関(QSAR)やカテゴリーアプローチなど、既存の動物試験の代替となる方法について「一部を除き導入に進展がない」と記されており、「活用方法を柔軟に検討してはどうか」、「今後の研究開発を一層促すこととしてはどうか」等の提案がなされています。

また有害性情報の収集を進める方針についても述べられており、リスク評価推進の目的だけではなく、動物試験の重複を避ける意味でも、この点は重要と思われます。

明確に動物実験の削減について記述されているわけではありませんが、実質的な意味ではかなり書き込まれており、今後の予算措置などに是非つなげてほしいところだと感じました。

今後は、3省合同審議会もしくは、別途必要に応じて作業部会的なものも設置される可能性があるとのことで、場を移して継続で検討が続けられます。

化審法

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