動物実験に関する世論調査
動物実験の是非について、世界の人々はどう思っているのでしょうか。各国の世論調査(意識調査)についての情報をまとめていきたいと思います。動物実験者側が行ったもの、もしくは動物保護団体側が行ったものは扱わず、中立な調査機関によるものだけを扱いたいと思います。
アメリカ
民間の世論調査会社であるギャラップ社が、毎年、道徳に関する世論調査を行っており、その中に医学のための動物実験への許容度の項目があります。ギャラップ調査 (Gallup Poll) として世界的にも信頼度が高いものです。
動物実験に関しては、年々、「道徳的に受け入れられる」とする人の割合が減り、「道徳的に間違っている」とする人の割合が高まっています。⇒2023年、許容できるとする人がいよいよ半数を切りました!
2023年、アメリカの意識調査で動物実験を許容できる人の割合が半数を切った!ギャラップ社が毎年、モラルに関わる意識調査を行っていますが、今年の調査で初めて、動物を用いた医学実験を道徳的に許容できるとした人の割合が半数を切りました[…]
医学の動物実験を受容できる人はおよそ半数しかおらず、2020年は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症のパンデミックにより、許容できる人が56%と若干増加しましたが、2021年調査では、また52%と低下していました。
ブログ過去記事
出典
イギリス
1999年から、世論調査会社の Ipsos MORI が動物実験についての意識調査を定期的に行っています。イギリスの政府機関からの委託で行われており、2014年から質問内容が更新されたため、過去のデータと一概に比較はできなくなっています。2014年以降は、2016年、2018年の調査結果が公表されており、イギリス内務省ウェブサイトの動物実験規制に関するページにも、この調査結果について掲載されています。
容認度だけでなく、イギリスの意識調査はもっと詳細なので、もう少しまとめられればと思います。(工事中)
注
アメリカに比べ、動物愛護大国であるはずのイギリスのほうが動物実験への受容度が高いのは意外かもしれませんが、注意しなければいけないこととして、イギリスでは国が許可した動物実験しか行うことができないのに対し、アメリカは、実験内容については研究機関の自主管理でしかなく使用数も莫大に多いなど、背景が異なることがあるのではないかと思います。
出典
日本
(工事中)