日本でもすでに2015年に、厚生労働省が求める貝毒(下痢性貝毒)の検査のための動物実験は機械検査に変更になっているのですが、機械検査の際に必要な標準物質(いわゆる毒そのもの)の調達の問題があり、当面は動物実験で行ってもよいという経過措置がとられていました。
しかし、経済産業省の研究所の研究開発によってこの標準品の調達にめどが立ったため、当会では昨年5月、厚生労働省に対し、改めて動物実験の完全廃止を要望していました。
この件について、年をまたいでようやくですが、国が定める公式の検査方法(公定法)からマウスを用いる試験法が完全に削除になりました!
3月8日付けで各検疫所長に通知がされているので、経過措置はちょうど2年間ほど、とられていたことになります。
これにより、長年、何万もの動物たちが犠牲となってきた下痢性貝毒の動物実験を、国が求めることは完全になくなります。
動物たちにとっての大きな朗報です!