旭川医科大学で遺伝子組み換えマウス1匹が行方不明に!(補足)

動物実験施設に関する旭川医科大学への質問書の件で、補足です。

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遺伝子組換え動物の取り扱いについて、文科省からの回答

昨年、11月24日付けで文部科学省研究振興局ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室より、以下の回答をいただいています。質問書内で挙げた「遺伝子組み換え動物数を記録上改ざん」等の7項目について、一般論としてですが、措置命令を出す場合があるとの回答でした。

回答

当室の対応といたしましては、法令を遵守した遺伝子組換え生物の適正な使用等について、説明会や各種通知等で周知の徹底を図っております。
また、不適切な使用等の報告があった場合には、使用者に対し法令に基づいた必要な助言等を行っております。以下、いただいた項目につきまして、具体的な法令上の措置については、
法第12条、13条で定められている規定に違反して第二種使用等をしている場合は、
法第14条に基づき、措置命令をだす場合があります。
また、使用等の状況等の必要に応じて、法第31条に基づいた立入検査等を実施する場合もあります。
なお、法第5章に罰則規定もございます。・遺伝子組み換え動物数を記録上改ざん
・遺伝子組み換え動物の性別を記録上改ざん
・ユーザー(研究者)の許可なく遺伝子組み換え動物を交配
・ユーザー(研究者)の許可なく遺伝子組み換え動物を処分
・遺伝子組み換え動物の処分日が不明
・遺伝子組み換え動物の死因が不明確・不審
・遺伝子組み換え動物の誕生日が不明

これらの問題について、学内で調査が行われているのではないかと思い、このときは具体的な大学名を出さなかったのですが、本年4月1日に旭川医科大学から遺伝子組換えマウス1匹の所在不明だけが公表されたので、ほかの問題については報告等はなかったのか疑問に思いました。この点について改めて文部科学省にも問い合わせ中です。こちらも回答待ちです。

ちなみに、旭川医科大学では、以前も遺伝子組み換え動物がケージ外に逃げていたことがありました。

その他

旭川医科大学への質問書については、届いていることを確認しました。回答待ちです。

旭川医科大学は、以前は微生物モニタリングの結果などもサイトに載っていたのですが、消えてしまいました。

また、今回質問書のあて先とした西川祐司新学長は、令和3年1月1日付け動物実験委員会名簿で、動物実験委員会委員長であったことを確認しました。委員は、学内の教員のみの体制です。

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