犬・猫の夜間展示ショップ 夜8時以降禁止後も継続していたが…
2013.7.2追記
2013.7.8修正
2013.12.1追記
2017.5.6追記、修正
2012年6月より、販売業者、展示業者、貸出業者に対して、夜8時~朝8時の犬猫の展示が禁止されています。(参考:環境省のリーフレット ただし、その後成猫の展示のみ条件付きで適用除外となりました。)
しかし、池袋北口出てすぐの場所にあるペットショップは、規制施行後もカーテンを閉めずに夜間展示を継続していました。
改善されるまでの期間の営業停止命令を出すよう店及び都に対して求め続けましたが、立入と指導が繰り返される形が続き、店側はカーテンを開けたまま、店舗前に展示が終了した旨の掲示をするといった対応をとっていた時期もありました。
しかし、店を開けるならば、そのような形ではなくカーテンを閉めるよう都から指導。店側は都に対して8時以降は閉めていると言い訳しましたが、一度、嘘であることを確認しています。
その後センターの2回目の夜間立入があり、このころからやっと、8時すぎにカーテンを閉めて営業している状態が確認できるようになりました。(閉店は10時前くらいを一度確認)
そもそもカーテンでいいのか?という問題はありますが、この件については、東京都の動物愛護相談センターは夜8時以降の立入という画期的な監視を行っています。しかし、このような違反店のために貴重な人員と予算が使われ続けることは、納税者としては、本来は不本意なことです。
また、多くの国民の賛同を得て導入された規制が、このように長期間守られていないのが実態であれば、やはりそもそも生体の店頭展示自体をなくしていくべきという結論に至らざるを得ません。
それによって動物愛護行政の監視業務の負担を減らすことを社会や国に訴えていかなければいけないと思います。
また、行政の限界もあるため、このような業者に対しては市民による監視も必要です。見つけたらすぐ、地元の動物愛護行政に通報してください。(一覧はこちら)
東京都の通報先:東京都動物愛護相談センター 本所
※動物愛護相談センターへの通報は毎回しています。結果として効果があったのは、近くの交番に規制の内容を伝えて、見かけたら注意してほしいとお願いしたことだったかもしれません。(ただし違反しても直罰ではありません。業の登録取消等にはつながっています。)
カーテンは全開。道側のガラスにはカーテンなどの遮るもの、なし。来客はなし。
店長の言い分は、「これから掃除をするところだかからカーテンを開けていた」「(東京都の)動物愛護(相談センター)とは話がついている。許可を得ている」など。(この時点までに昼間の立入は繰り返されていた。最後は11月で、指導を行っており、「許可を得ている」は嘘。)
カーテンの多くは半開き。客は数名。皆、犬を覗き込んでいる。
カーテンは開いていた。BGMがうるさかったので指導。経営者は不在のため、連絡をとるとのこと。
再びカーテン全開。都のセンターの指導によって、カーテンはレースではなくなっていたが、これでは意味がない。店員は不在。
カーテンは全開。男性客2人。
カーテンは開けているが、8時以降は展示していないとの掲示が店の前に。規制逃れではないか? 道行く人は、外から犬猫を見ている。
外から犬猫を見ている人たち。
上記の掲示はされていたものの、自動ドアは手動に切り替えられており、入れなくはしてあった。店側の説明によれば、ここ2週間ほどは8時に閉店しシャッターを下ろしており、この日はたまたま仕入れの関係で開けていた。センターからは、店を開ける際にはカーテンを閉めるよう指導を行ったとのこと。
※その後、10時前の閉店と、8時すぎにカーテンを閉めて営業している状態を一度確認しています。
犬や猫を飼いたい時は……
- 地元の自治体から迎えよう
環境省:収容動物検索情報サイト~譲渡事業のリンク集のページ - 地元の愛護団体をインターネットで調べてみよう