石岡警察署

茨城県畜産センターの牛への暴力 動物愛護法違反で告発状を提出しました

牛たちが日常的に暴力を伴う扱いを受け、飼養環境も劣悪であったことが内部告発により暴かれていた茨城県畜産センターですが、2月19日、動物愛護法違反での立件を求める告発状を茨城県警石岡警察署に提出しました。

PEACEのほかに、動物実験の廃止を求める会(JAVA)アニマルライツセンター(ARC)動物愛護を考える茨城県民ネットワーク(CAPIN)の計4団体の連名での刑事告発です。

この告発について、現代ビジネスが記事にしてくれました。昨年の畜産センターの実態を内部告発者に取材した記事も再掲されていますので、ぜひご覧ください。当会から「放置すれば虐待が繰り返され、牛が重篤な障害を負ったり、死亡してしまったりする可能性もある。畜産動物であっても暴力は許されないです」とのコメントも載りました。

現代ビジネス

茨城県の畜産施設で従業員が乳牛に殴る蹴るの暴力を振るい、ふん尿が堆積したドロドロの運動場やカチコチに固まった牛床(ベッド…

畜産センターは、いわゆる畜産試験場であり、畜産に関する研究を行う動物実験施設でもあります。本来、県内の畜産農家に対し、お手本を示さなければならないはずの県の施設でも、こうした虐待が日常的に行われていることを、改めて広めてください。

PEACEからも、茨城県畜産センターの牛たちの動画をYouTubeにアップしました。

これらも問題の一部に過ぎません。刑事告発の証拠となる内部告発映像の一部を含みますが、暴力は記録できなかったものも多かったそうです。

働いていた人からの貴重な情報を生かすため、センターを設置する茨城県にも改めてご意見をお送りください。県は虐待があったことを認め、牛の実験を廃止するべきです。

▼傷めた足をわざとスコップで叩かれたり、足で蹴られたりしていた牛の名前は「フォルテ」。足を台に乗せる必要はないのに。耳標番号の検索によると去年9月13日に、と殺されていたとのことです。

意見先

■茨城県知事 大井川和彦殿
〒310-8555 水戸市笠原町978番6
電話 :029-301-2133(総務部報道・広聴課 広聴・相談担当)

▼メールフォーム

茨城県

関連ページ

PEACEでは、他団体と連名で茨城県に質問書も送っています。関連する記事は、こちらのページからたどれるようにしました。この問題の動向を今後もチェックしてください。

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