国内3団体で構成され、PEACEも参加している「美しさに犠牲はいらないキャンペーン(CFB)」から、朗報です!
2015年6月、化粧品の動物実験廃止を公表した富士フイルムに対し、CFBが「動物実験が行われた化粧品原料は調達しないとする調達方針を策定して」と要望していた件で、6月30日、同社より「化粧品(医薬部外品含む)の原料調達にあたり、『2017年4月1日以降に動物実験が行われた原料は調達しない』旨、原料調達先各社に確認・徹底することとする」との回答がありました。
また、この内容について、富士フイルムグループのホームページに記載するとのことです。
「動物実験を廃止した」と公言していても、外部から購入する原料に対して動物実験が行われているようでは、動物実験を行わない方針が機能しているとはいえません。その方針は、原料調達先をはじめとするサプライチェーン全体に到達し、共有され、順守されて初めて機能するものです。
2015年秋から原料調達先に書面確認の徹底を始めた花王に続いて、富士フイルムが期日を決めて対応を始めたことは快挙であり、大きな前進です。
動物実験の廃止を宣言しているほかの大手メーカーがこれに続き、原料業界でも動物実験の縮減・廃止がメインストリームとなって、食品や医薬品など他の業界へと広がっていくことが期待されます!
富士フイルムからの回答など詳細は、CFBのサイトもご覧ください。