【パブコメ締切】持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉の日本農林規格案

  • 2019年10月23日

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持続可能性に配慮した? 鶏卵・鶏肉の日本農林規格案

農林水産省が、新たな日本農林規格の案についてパブリックコメントを募集中です。持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉の日本農林規格案という名称の印象に反して、アニマルウェルフェアは、畜産技術協会の指針が例に出される程度のものであり、これはバタリーケージでもOKということを意味します。

内容は、国産飼料米も使っていること、国産鶏種の雛を使っていること(輸入された鶏から生ませた雛でない)など、国内での自給を主に重視しているように感じられます。「持続可能」という言葉から連想する、自然と調和した、本来の動物の飼い方で行う畜産とは全くの別物。

しかし、この規格を取得できれば、オリンピック対応もクリアとなるものとなるそうで、2019年度内実施開始を目指しているそうです。

この規格は、国産鶏普及協議会という組織の要望によってつくられる新規規格で、こういう規格がほしいと求める人たちがいるから、その人たちのためにつくるだけなのだそう。だから、その人たちの求める基準でつくるだけであって、アニマルウェルフェア(たとえば放牧されていること等)を担保するための規格がほしければ、そういう規格がほしい人たちで国に作ってほしいと提案することができるのだから、すればよいそうです。

とはいえ、「持続可能性」などといった紛らわしい名称で先にできてしまうのは問題です。ぜひ意見を送りましょう。

締切:2019年11月14日

募集要項など
農林水産省:持続可能性に配慮した鶏卵・鶏肉の日本農林規格案についての意見・情報の募集について

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