今年4月2日に行われる国立遺伝学研究所の一般公開で実験用マウスを子どもに触らせる企画が予定されていましたが、当会で確認したところ、やはりふれあい終了後にマウスは殺処分されるとのことでした。
どんな菌を持っているかわからない人たちが触った後に動物実験施設にマウスを戻すことはあり得ないため、殺処分は確実だろうと思っていましたが、問い合わせにも即答で殺処分するとのことでした。
これまで、放医研や理研、畜産草地研究所でもマウスやハムスターで同様の企画がありましたが、マウスのしっぽを持って手の甲にマウスを叩きつけるなど扱いが乱暴であったり、目も開かない幼いマウスを触らせていたり、先着でハムスターをプレゼントしていたり、動物福祉上の問題がいろいろありました。
また子どもに触らせただけで平然と殺処分されることは理解できず、要望によってこれまですべての事例で次年度から中止をいただいていることを説明し、中止の要望をしました。
それに対し、本日、中止を決定したとの連絡をいただきました。動物実験委員会で検討された結果とのことです。
再び実験動物で遊ばせるトンデモ企画を見に行かなければいけないのかと思っていましたが、無事中止となりほっとしています。すでに公式サイトも修正されており、生体の展示も行われないとのことです。ご決定をくださいました皆様に感謝いたします。
▼チラシPDFに謳ってあった宣伝文句(過去の写真が添えられていましたが、どう見てもふれあいイベントそっくりでした)
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