▲当日資料より(佐々齊氏講演)
8月23日、東京工科大学で開催された「先端化粧品科学シンポジウム –動物実験が困難となった今、化粧品の安全性を考える–」に行ってきました。
東京工科大についてあまりよく知らなかったのですが、応用生物学部に国内初の先端化粧品コースを設立し、「皮膚・毛髪と化粧品」に関する研究及び教育・人材開発の活動をおこなっているのだそうです。この日、なるほど~!と思ったのは、今ホットな話題でイベントを開いて業界関係者を集め、大学の教育の特色や研究内容について伝えた上で学生の就職の売り込みまでセットで行うという構成だったことでした。
そういった目的で開かれるイベントのテーマに、動物実験が困難となったことが選ばれるというのは、うれしいものです。
招聘講演「将来に向けて今,化粧品の安全性保証を考える」では前化粧品工業連合会安全性部会長の佐々齊氏が、同じく招聘講演の「動物実験代替法開発の現状と化粧品の安全性保証」ではJaCVAM(日本動物実験代替法評価センター)の足利太可雄氏が話をされ、安全性の担保の考え方や、動物を用いない試験法の今について改めて動向を知ることができました。