日本バイオアッセイ研究センターは中動物実験棟を小動物用に改修

7月17日付けで、独立行政法人労働者健康安全機構「日本バイオアッセイ研究センター」の中動物実験棟改修設計業務に関する入札公告が厚生労働省から出ていました。

  • 入札公告(日本バイオアッセイ研究センターの中動物実験棟改修設計業務)※リンク切れ

日本バイオアッセイ研究センターは厚生労働省が所管する労働安全衛生法関連の動物実験を行う実験施設であり、吸入暴露試験を大規模に行っていることを売りにしています。

動物実験について毎年の自己点検結果を公表していませんが、年度ごとの使用数のみ公表しており、それによると近年の利用はマウス・ラットのみです。中動物(ウサギ、モルモット、ネコ、イヌ、サルなど)は使っていません。

それなのに中動物実験棟に改修が行われるとのことで、中動物の利用が開始されてしまうのでは?と思い、確認したところ、逆でした。本館の改修工事があるので、その間、マウス・ラットを使えるよう、中動物実験棟をマウス・ラット用に改修する工事を行うとのことでした。動物実験も非動物実験に移行していただきたいですが、中動物を新たに使用開始するわけではないとのことで、その点については安堵しました。

小さなことですが、ご報告です。

サイトより日本バイオアッセイ研究センターの「実験動物の利用状況」

2013年2014年2015年2016年2017年
ラット2,532匹2,093匹1,940匹1,061匹1,385匹
マウス 1,062匹820匹689匹264匹;1,458匹
合計3,594匹2,913匹2,629匹1,325匹2,843匹

※厚生労働省サイトからは既に削除されているため全文転載。

入札公告(日本バイオアッセイ研究センターの中動物実験棟改修設計業務)

令和元年7月17日

入札公告(測量・建設コンサルタント等)

次のとおり一般競争入札に付します。

支出負担行為担当官代理
厚生労働省労働基準局労災管理課課長補佐
田中 勝之

1 業務概要

(1)業務名  日本バイオアッセイ研究センターの中動物実験棟改修設計業務
(2)業務内容  入札説明書及び仕様書による
(3)履行期間  令和元年8月8日(予定)~令和2年2月5日
(4)本業務は資料提出、入札等を電子調達システムで行う対象業務である。なお、電子調達システムによりがたいものは、発注者の承諾を得た場合に限り紙入札方式に代えることができる。
(5)入札方法 入札金額は総価を記入すること。

なお、落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の8パーセントに 相当する額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てるものとする。)をもって落札価格とするので、入札者は、消費 税及び地方消費税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契約金額の108分の100に相当する金額を入札書に記載すること。

2 競争参加資格

(1)予算決算及び会計令第70条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2)予算決算及び会計令第71条の規定に該当しない者であること。
(3)厚生労働省により、平成31年・32年度(令和元年・2年度)の関東・甲信越地域の「建設関係コンサルタント」に係る「A」、「B」又は「C」等級の一般競争参加資格の認定を受けていること。(会社更生法(平成14年法律第154号)に基づき更生手続き開始の申立てがなされている者又は民事再生法(平成11年法律第225号)に基づき再生手続き開始の申立てがなされている者については、手続き開始の決定後、厚生労働省大臣官房会計課長が別に定める手続に基づく一般競争参加資格の再認定を受けていること。)。
(4)次の各号に掲げる制度が適用される者にあっては、この入札の入札書提出期限の直近2年間(オ及びカについては2保険年度)の保険料について滞納がないこと。

ア 厚生年金保険
イ 健康保険(全国健康保険協会が管掌するもの)
ウ 船員保険
エ 国民年金
オ 労働者災害補償保険
カ 雇用保険

(5)会社更生法に基づき更生手続き開始の申立てがなされている者又は民事再生法に基づき再生手続き開始の申立てがなされている者(上記(3)の再認定を受けた者を除く。)でないこと。
(6)厚生労働省から建設コンサルタント業務等に関し、指名停止を受けている期間中でないこと。
(7)平成20年9月以降に次の事項を含む設計業務を元請けとして行った実績を有すること。
・延べ面積500㎡以上の新築・増築・改修のいずれかの空調設備工事

(8)次に掲げる基準を満たす管理技術者又は主任技術者を専任で配置できること。
ア 管理技術者は、一級建築士又は、建築設備士の資格を有するものとする。
イ 管理技術者は平成20年9月以降に契約履行が完了した上記(7)の実施設計の経験を有するものであること。
ウ 総合分野の主任担当技術者は一級建築士又は二級建築士の資格を有するものであること。
エ 電気設備分野の主任担当技術者は、建築設備士又は1級電気工事施工管理技士の資格を有するものであること。
オ 機械設備分野の主任担当技術者は、建築設備士又は1級管工事施工管理技士の資格を有するものであること。
カ 主たる担当分野(機械)の主任担当技術者は、5年以上の実務経験(建築士法施行規則第10条に定める内容をいう。)を有するものであること。

(9)東京都又は神奈川県内に本店、支店その他の営業所が所在すること。
(10)警察当局から、暴力団員が実質的に経営を支配する建設業者又はこれに準ずるものとして、厚生労働省発注工事等からの排除要請があり、当該状態が継続している者でないこと。
(11) 入札に参加しようとする者の間に資本関係又は人的関係がないこと(資本関係又は人的関係がある者のすべてが共同企業体の代表者以外の構成員である場合を除く。)
(12) 申請書等に虚偽の事実を記載していないと認められる者であること。
(13) 経営の状況又は信用度が極度に悪化していないと認められる者であること。
(14) 過去1年以内に厚生労働省所管法令違反により行政処分を受けていないこと。ただし、労働基準関係法令違反(※)により労働基準監督機関から使用停止等命令を受けたが、是正措置を行い「使用停止等命令解除通知書」を受理している場合には、この限りではない。

※ 労働基準関係法令については以下のとおり。
労働基準法、労働安全衛生法、最低賃金法、賃金の支払の確保等に関する法律、家内労働法、作業環境測定法、じん肺法、炭鉱災害による一酸化炭素中毒症に関する特別措置法
(15)過去1年以内に厚生労働省所管法令違反により送検され、この事実を公表されていないこと。
(16)過去1年以内に厚生労働省所管法令に基づく公表制度により、又は違法な長時間労働や過労死等が複数の事業場で認められた企業として、平成29年1月20日付け基発0120第1号厚生労働省労働基準局長通達「違法な長時間労働や過労死等が複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長等による指導の実施及び企業名の公表について」記3、平成31年1月25日付け基発0125第1号「裁量労働制の不適正な運用が複数の事業場で認められた企業の経営トップに対する都道府県労働局長による指導の実施及び企業名の公表について」記の3に基づく企業名の公表をされていないこと。

3 入札書の提出場所等

(1)入札書の提出場所、契約条項を示す場所及び問い合わせ先
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎第5号館16階

 厚生労働省労働基準局労災管理課経理係 木名瀬
電 話  03-5253-1111(内線5445)

(2)入札書の受領期限
令和元年8月7日(水)16時00分

(3)入札書の提出方法
本案件は、電子調達システムで行う。なお、電子調達システムによりがたい者は、支出負担行為担当官に申し出た場合に限り紙入札方式に替えることができる。

(4)開札の日時及び場所
令和元年8月8日(木)13時10分
中央合同庁舎第5号館地下一階厚生労働省入札室

4 その他
(1)契約手続において使用する言語及び通貨 日本語及び日本国通貨
(2)入札保証金及び契約保証金 免除
(3)入札者に要求される事項
この入札に参加を希望する者は、上記2の競争参加資格を有することを証明する書類を令和元年8月7日(水)10時00分までに提出しなければならない。
また、入札に参加を希望する者は、上記証明書類と合わせて、支出負担行為担当官が指定する暴力団等に該当しない旨を記した誓約書を提出しなければならない。
入札者は、支出負担行為担当官から当該書類に関し説明を求められた場合には、これに応じなければならない。

(4)入札の無効
本公告に示した競争参加資格のない者の提出した入札書、入札者に求められる義務を履行しなかった者の提出した入札書、その他入札の条件に違反した者の提出した入札書は無効とする。
上記(3)の誓約書を提出せず、又は虚偽の誓約をし、若しくは誓約書に反することとなった場合は、当該者の入札を無効とする。
(5)契約書作成の要否  要
(6)落札者の決定方法
本公告に示した業務を履行できると支出負担行為担当官が判断した入札者であって、予算決算及び会計令第79条の規定に基づいて作成された予定価格の制限の範囲内で最低価格をもって有効な入札を行った者を落札者とする。

(7)手続きにおける交渉の有無  無
(8)その他 詳細は入札説明書による。


追記:

その後再公告が出ており、その際には名称が「入札公告(日本バイオアッセイ研究センター仮設試験施設新築工事の実施設計業務)」に変更となっていました。(リンク切れ)

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