実験用ニホンザルの繁殖・供給の中止を求める署名を皆さまにお願いしています「NBRPニホンザル」に関連し、京都大学の犬山市の施設に2022年度、どこかから急に50頭のサルが導入されたことを、こちらの記事でお知らせしました。
どこに聞いても不明だった50頭の由来ですが、愛知県への開示請求により奄美野生動物研究所と確定しました。詳しくはこちらをご覧ください。以下の記事は、公開時点のままの内容で残します。ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホ[…]
どの関係機関に聞いても明確な回答はなく、相変わらずの隠蔽ぶりでしたが、特定動物の移動に関する文書について愛知県に情報公開請求を行ったところ、やはり奄美大島の株式会社奄美野生動物研究所から京都大学のヒト行動研究進化センターへの移送で間違いなかったことがわかりました。
分担機関である生理学研究所がサルの飼育を委託する民間企業から、中核機関である京都大学への移送で、確定です。〔証拠となる開示書類は下記に掲載〕
書類が出てきたのは、以下の頭数分です。
令和4(2022)年度 2回輸送 計51頭
令和5(2023)年度 1回輸送 計26頭
2022年度に京大が増加を公表しているのは50頭ですので、もし提出された書類通りの移送が行われたのであれば、輸送途中で1頭死亡している可能性があります。
しかし、2023年度中の26頭移送が申請通り行われていれば、NBRPから公表された奄美大島のニホンザルの数はもっと減っているはずなので、輸送は申請数通りでない可能性もあります。
いずれにしても、奄美大島の施設のサルを減らす方向にあることは伺えます。
飼養頭数が減れば、当然、生理学研究所からの再委託費も減額があってしかるべきですが、奄美野生動物研究所に支払われている金額について、生理学研究所の上部組織である自然科学研究機構は、非公開の態度を貫いています。随意契約は原則公開とされているにもかかわらずです。日本における実験用ニホンザルの利用は、本当に不透明で身勝手な国家事業によって支えられているのです。
〔写真はNBRPにニホンザルを提供した札幌市立円山動物園のニホンザル〕動物実験用にニホンザルを繁殖し、研究機関に子ザルを供給するナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」では、分担機関である生理学研究所から、民間企業[…]
特定ザルであるニホンザルの移動 – 情報公開された書類
輸送期間:令和4(2022)年12月4日(日)~6日(火)
奄美野生動物研究所から京都大学犬山キャンパスまでニホンザル25頭の移動について通知書が提出されていました。
輸送期間:令和5(2023)年3月12日(日)~14日(火)
奄美野生動物研究所から京都大学犬山キャンパスまでニホンザル26頭の移動について通知書が提出されていました。
輸送期間:令和5(2023)年9月2日(土)~4日(月)
奄美野生動物研究所から京都大学犬山キャンパスまでニホンザル26頭の移動について通知書が提出されていました。
※黄色地:実験動物専門輸送会社である葛生運送の電話番号も開示されていましたが、伏せました。
2024年1月22日、2万名を達成しました!☛こちら引き続き、署名&拡散をよろしくお願いいたします!動物実験のためにニホンザルを多数飼育して繁殖し、大学などの研究機関に供給しているナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニ[…]
どこに聞いても不明だった50頭の由来ですが、愛知県への開示請求により奄美野生動物研究所と確定しました。詳しくはこちらをご覧ください。以下の記事は、公開時点のままの内容で残します。ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホ[…]
〔写真はNBRPにニホンザルを提供した札幌市立円山動物園のニホンザル〕動物実験用にニホンザルを繁殖し、研究機関に子ザルを供給するナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)「ニホンザル」では、分担機関である生理学研究所から、民間企業[…]