犬吠埼マリンパークについて千葉県の見解に変化? ハニー経過報告6-①

▲環境省前アクション

犬吠埼マリンパークのイルカのハニーの件、ブログ更新が滞っていまして大変申し訳ありません。分割で投稿します。

海匝保健所の立入りは、その後、9月26日と11月1日にありましたが、職員は、ハニーは元気であるということにとても固執しており、あまり情報をくれなくなってきています。本庁に苦情を申し立てたところ、詳細について海匝保健所から連絡させるとのことでしたが、今に至っても連絡ありません。

保健所がほんの数分、話したところによると、今はボイラーも回しているし、水温は毎日測っている、ハニーは泳いでいるから元気。

確かに、最近犬吠埼マリンパークを見に行った人たちから、ハニーが泳いでいたという報告が出始めています。以前はないことでした。今は冬に向けて餌をふやして太らせているということで、保健所職員が見ても太ってきているそうで、それもあって泳げるようになってきたのかもしれません。

しかし、もともと1か所で浮いたままだった状態の頃も、保健所の職員はハニーはそんな姿は一度も見たことがないと述べているので、立入というのはかなり特殊な状況だと思います。飼育員がハニーをかまっている状態しか見たことがないわけですから。

その前の立入りの9月26日の件は、隣の犬吠埼ホテルのペンギンの件が関係しているので、別途ご報告と皆さまへのお願いをアップしします。

県は、もしもの時のことも考えている?

本日、殺処分ゼロ議連の動物愛護法改正PTでもキーパーソンとなっている生方幸夫議員の事務所から、千葉県庁に問い合わせを行ってくださいました。

その結果、私たちがこれまで得ている回答(下記参照)よりは、もしものときのことも考えているのか?と思われる説明があったそうです。県も介入を少しは考えてはくれているようです。

犬吠埼マリンパークの件は、廃業した業者に対して自治体が立入りを行えない現行法の問題にも深くかかわっており、議連の条文化会議に出席した際もそのことへの対応を訴えました。

廃業後の動物たちの処遇や、不適切な飼育下にある動物たちについて、実効性のある法改正を行ってほしい!と、ぜひ関係議員へご意見を送っていただければです。次なるアクションも検討中ですが、法改正についてはこちらに掲載しています。➡動物愛護法法改正アクション

千葉県からの回答メール

10月10日に提出した要望書に対しては、まず口頭で、給餌等されており問題ないとの認識ということを聞いていましたが、幾つか口頭では回答になっていないと思われた点について、さらに回答を求めた点がメールで来ていました。

下記のような内容でした。

平成30年10月10日に提出のあった犬吠埼マリンパーク(以下、「マリンパーク」)の動物たちに関する要望書について、千葉県健康福祉部衛生指導課から以下のとおり回答します。

要望事項1 イルカ(ハニー)の体調と海外獣医師による診察について

前回立入時(9/26)において、県はマリンパークからイルカの健康状態が良好である旨の報告を受けており、県の担当職員も異常を確認しておりません。
また、イルカの世話は経験豊富な飼育員が行っており、健康に異常を認めた場合、イルカ等の診療経験がある獣医師による診察を受けております。
また、診断が難しい場合、海洋生物を専門的に扱う獣医師による助言等を受けていると聞いています。
これらのことから、現時点で、県がマリンパークに対し、新たな獣医師によるイルカの診察や診断書の提出を求める状況にないと考えます。
なお、要望書中に記載のあった海洋生物に詳しい獣医師による無料診察(セカンドオピニオン)については、10月11日(木)にマリンパークへ提案しております。

要望事項2 動物たちの譲渡について

 県では、これまでマリンパークに対して動物の譲渡を進めるよう指導しており、マリンパークも前向きに取り組んでいることを確認しています。
 また、県はマリンパークに対し、閉園当初から、動物の飼養を継続することが難しくなると予想される場合は可能な限り早い段階で連絡を入れるよう伝えております。

要望事項3 犬吠埼マリンパークによる公表について

 県では、マリンパークにいるイルカ等の今後を心配する声が多数あることを踏まえ、施設側による対応窓口の設置を検討するよう伝えています。

要望事項4 犬吠埼ホテルのペンギンについて

 県では、閉園後のマリンパークに対し、所有する全ての動物の譲渡に尽くすよう指導しております。現在は、犬吠埼ホテルにもマリンパークが所有するペンギンがいることを確認しており、これらについても譲渡先の確保に努めるよう指導しております。

▼陳情のご報告

PETA、ARCとの環境省前アクション

10月17日、PETA ASIAのキャンペーン担当者が来日し、アニマルライツセンターと合同で環境省前アクションを行いました。昼休みの時間帯を狙って1時間ほど、捕らわれの身を著した囚人服の集団がパネルを持ち、環境省(厚労省と同じ建物です)に出入りする皆さんに向けてアピールを行いました。

テレビで報道されていたこともあってか、冷たい反応は感じませんでした。多くの人の目にとまったと思います。

▼はがきアクションのページ

アクションをお願いします

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