10月24日から第197臨時国会が始まりました。
動物愛護法改正についても検討が再開されていますが、既に来年の通常国会での法案上程を目指すようなスケジュールどりになっています。
超党派の殺処分ゼロ議連では、11月1日から条文化へ向けた会議が再開されました。11月1日、2日、5日、9日の4回にわたり、連携3団体(PEACEのほかにJAVA、ARC)で参加し、法制局・環境省(実験動物・畜産動物の回は加えて文部科学省・厚生労働省・農林水産省の3省も)を交えた議論に加わりました。
どこまでが法律的に可能で、どのあたりが不可なのかということについても、おおむね形が見えてきましたが、ダメな場合でも代わりにどういった方策があるのかということも様々検討してくださっている印象です。(例えば農水省は、ほかの法律で把握している畜産施設の情報を動物愛護法上の施設把握のために共有することはOKと当会の質問に対し、回答)
第二種動物取扱業については、PEACEを含む連携3団体は、これまであまり具体的に改正案を示してこなかったのですが、これまでにない頭数を抱えながら不妊去勢手術を行わない団体が出てきたことも考え併せ、どのような規制強化が考えられるかということを他の複数の団体も含め意見交換しました。
殺処分ゼロ議連の改正骨子は今月中には取りまとめとなりますが、自民党でも動物愛護議連が検討を進めていきますので、最終的に法案の形になるのは、来年、通常国会が始まってからになります。
引き続き、皆様には国会議員への意見送付をお願いしていますが、今後は与党議員を中心にお願いいたします。➡アクションページ
ゼロ議連条文化会議
●11月1日(木) 取消し等の取締りの強化(3回目)、第二種動物取扱業
●11月2日(金) 展示動物・特定動物、動物取扱業の適正化(積み残し事項の処理)
●11月5日(月) 実験動物・畜産動物
●11月9日(金) 虐待の防止(2回目)、自治体の収容施設(2回目)、その他