めっちゃさわれる動物園 2018年9月以降に県に指導依頼していた内容

2018年9月のめっちゃさわれる動物園の様子

2018年9月のめっちゃさわれる動物園の様子を動画で公開していましたが、補足です。

動画に写っているのがすべての動物ではなく、狭い室内のテナントに、もっとたくさんの動物たちが自由を奪われて展示されています。ここにスタッフ3名程度です。糞尿の掃除に追われていて、触らせている動物を監視できていないのは、これまでと変わりませんでした。

動画の文字説明は最低限わかりにくいところだけに入れました。その他は…

0:17 ミーアキャット、相変わらずハーネスでつながれて常同行動。猛禽に見られる位置なのも変わらず。
0:36 アルパカのアルル、鳴いていたときはお腹がすいていた様子。給餌されたらすごい勢いで食べていた。
0:51 ギンガオサイチョウ、去年も体をずっと掻いていたが今年も。
1:34 フェネック、寝る位置を決めるのにくるくる回っていましたが、去年拡散された常同行動の動画のフェネックとは別個体か? 
1:44 シマリス、ハーネスから首輪に変わっていましたが、相変わらず拘束。
1:53 ライオンのリオンくんがいたスペースが今はサーバルの子どもたち3匹のスペースに。壁のへこみも換気扇・天井の埃もガラスの汚れも何も変わっていない。スペースには身を隠せるところなどもなく、サーバル用に新しくしている部分がない。

センターに指導依頼・問い合わせをしていた内容

2018年9月以降に行った方々の情報も合わせセンターに指導依頼をしていましたが、結局一部電話での指導結果を聞いただけで立入りがなかなか行われず、そのうちに閉園が告知され、閉園に際して立入りするのかについてもはっきり回答はなく、指導結果が聞かされないままになっている案件がたくさん残った状態で閉園を迎えました。一部指導結果を聞いたものについては、回答も載せました。

消毒液
ポンプが1つ壊れたまま置いてある。
➡壊れているのはわかっていたが、2つあるからいいと思っていた。使えるものを設置するよう指導したとのこと。

販売時の表示義務違反
販売している動物に種名と値段の表示しかない。細目違反である。
➡電話で指導した。立入時に確認する。

「動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」で定められている事項

二販売業者にあっては、販売に供しているすべての動物を顧客が目視により、又は写真等により確認できるようにすること。また、動物ごとに、次に掲げる情報を顧客から見やすい位置に文書(電磁的な記録を含む。)により表示すること。

イ 品種等の名称
ロ 性成熟時等の標準体重、標準体長等体の大きさに係る情報
ハ 性別の判定結果
ニ 生年月日(輸入等をされた動物であって、生年月日が明らかでない場合は、推定される生年月日及び輸入年月日等)
ホ 生産地等
ヘ 所有者の氏名(自己の所有しない動物を販売しようとする場合に限る。)

ハムスター
・給水器は水が飲めているか? 市販の給水器は人が指で触ると水が出るが、この給水器は出ない。舌が小さいから飲めるのか?確認してほしいと2、3回言ったが結果は不明。
・給水器の水飲み口が緑色になっている。ブラシで洗っていない。
・ハムスターが全頭、若すぎる(体が小さい)。ふれあいに出すには早すぎる。
・餌が置かれていない。1年前はリンゴが入っていた。リンゴだけでも栄養分として足りないが、さらに何も食べ物が置いていない。
・部屋に誰もおらず、監視がない。他の動物も誰も監視していないのは以前から変わらないが、ハムスターは別の部屋になっているので特に心配。常時人員をつけるべき。

ジャービル(スナネズミ)
・三角形の小さなケージに入れられていた。明らかに狭すぎなので、他の容器に変えるべき。

フラミンゴ
・一年近く裏に放置されている。歩けないのか? だとしても環境が劣悪すぎる。ケガだとしたら、移動動物園の輸送が原因ではないのか? フラミンゴは輸送時のケガが多く、慎重に運ぶべき動物だが堀井動物園ではどのように運んでいるのか?
➡ケガで治療中ということだけ回答。

サーバル
・元リオン檻の3匹について、隠れる場所も何も作られていない。設備内を工夫するべき。
・最初からあったサーバル檻のほうに2匹入っているのは雌雄か? 繁殖させないようにしてほしいが、その点についてはどうなっているか。かといってオスをライオン檻のバックヤードに入れっぱなしも狭い。手放さないのか。

ミーアキャット
・常同行動が激しい。
・リードによるつなぎ飼いを止められないのか。
・捕食する動物(猛禽)からいつも見られている配置が変わっていない。

ハシビロコウ
・一番奥の、施設外からしか見ることができない区画にいるハシビロコウはずっとあそこに入れっぱなしなのか。何か理由があるのか。あまりに狭く、環境が劣悪。

ひよこコーナーの周囲あたりにたくさんいた小鳥
・全体にかなり数が減っていたが、死んだということか?

ボアコンストリクター
・大蛇を持たせての写真撮影をまだやっている。止めさせるべき。
・体表に傷のようなものが多いのは、なぜか?
・体に対してケージが小さい。

カワウソ
・紐でつながれていた。
・水のある環境を与えられないのか。まったく生態に配慮できていない。
➡レジ裏の奥に流し台があり、そこで遊ばせているとの回答。

アルパカ
・トイレは決まったところでする動物のはずだが、体が汚れているのはなぜなのか。
 (ほかの動物園で汚れていない。狭いからフンの上に寝てしまうということか?)
・狭い場所に入れっぱなしで日にもあたっていないが、運動させているのか。

ガー類
・外に置いてあるガーの水槽が過密すぎる。


・白内障。年齢からくるものかとは思うが、老犬をふれあいに出すというのはどうなのか。
・堀井動物園に渡しているブリーダーを把握し、飼養管理を指導し、堀井動物園ではなく一般家庭への譲渡を促すべき。

全体
・(開園当初やると言っていた)動物の時間での交代は、今でも行われていないのでは?
 特に積極的に触らせている動物については時間で交代にし、その旨をきちんと掲示するべき。
・スタッフがスタッフとわかる格好をしていない。
 (夕方に来る餌やりのおじいさんは、スタッフとのことだったがそれとわかる格好を今でもしていない)
・全体に動物の飼育スペースが狭い、拘束で展示している等の状況が変わりません。

かつていたはずなのに消えた動物は?

多くの小鳥・インコ類・猛禽など鳥類、かなり数を減らしている。
爬虫類、両生類、魚類も減。
ミナミコアリクイ、全身掻きむしっている動画がInstagramにアップされていたが、いなくなっている。
ワラビー。マーラ頭数減。移動動物園に出ていた可能性もある。
フェレット1匹減。(かなり前から)
ウサギ、ハムスター、モルモットなどは全て入れ替わっている。アカミミガメも幼い個体に入れ替わっている。
ショウガラゴ。
リビングストンエボシドリ、休憩中とマジックで書かれていたが、ずっと休憩中ということか?

(注その他、同じ種の別の個体に入れ替わっている可能性もあるので何とも言えません)

▼堀井動物園/めっちゃさわれる動物園まとめ

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