厚生労働省が動物を用いない新規試験法(だけではなく、より広い意味での代替法も含みますが)の浸透を目的として順次発出しているガイダンスの最新のものが11月15日に出されました。
今回は、In vitro皮膚透過試験及びIn vitro経皮吸収試験です。
「動物を用いない」という表現を用いましたが、文中に書かれている通り、日本ではヒト皮膚の入手が難しいという問題があり、残念ながら動物の皮膚を使うことも許容されています。
先日のラッシュジャパンのメディア向け勉強会や代替法学会(いずれも別途ご報告します)でも話題に出ていましたが、国際的にも新しい試験法の体系が受け入れられていく際に、この問題がますます日本では障壁になっていくのではないかと感じます。
例えばですが、上記勉強会では、イギリスの企業は美容整形の際に切り取られた皮膚などを利用していると話していました。