花王も化粧品の動物実験廃止を公表! 次なる課題は原料会社

方針公表時の文面(花王ウェブサイトより)

 

「花王グループは、化粧品(医薬部外品を含む)の商品開発に際し、外部委託を含めて動物を用いた試験は行なっておりません。また、今後も行なう予定はありません」

花王グループは、今年4月にウェブサイトで「花王グループの化粧品における動物実験に対する考え方」を表明しました。このことを受け、「美しさに犠牲はいらないキャンペーン」を構成する3団体(JAVA、ARC、PEACE)で、6月22日、東京・茅場町にある花王本社を訪問。公表に至る経緯や例外表記に関する詳細など、詳細を伺ってきました。

確認できた事項は以下の通りです。

化粧品と医薬部外品(※薬用化粧品)について、カネボウ化粧品を含めた花王グループとして、新規原料を配合する医薬部外品(※薬用化粧品)の承認申請・化粧品基準の改正要請など薬事申請も含めて、2015年3月以降、開発に際しての動物実験は廃止している。

また、この一つの節目となるできごとを期に、原料メーカーに対しても「動物実験しない」が伝わる手段は何かと考え、動物実験が新たに行われた化粧品原料を調達しない方針を打ち出してほしいと要望しました。エシカルな原料調達に取り組む花王グループだからこそ、ぜひ実現してほしいと願っています。

詳しくは追ってのご報告となりますが、化粧品の動物実験廃止公表に関する速報は、美しさに犠牲はいらないキャンペーンのサイトをご覧ください。

時代は着実に変わりつつあります。

結果報告

※原料調達先の動物実験全廃についても実現しました! 詳しくはこちら


<追記1>2015.6.26
オルタナが花王の方針公表について取り上げてくれました。オルタナの取材に対し、花王広報部は「CFBからの要望は認識している。現在開示している原材料調達ガイドラインに動物実験に関する項目は入っていないため、今後、原料調達先での動物実験については対応を検討する」と回答したとのことです。

<追記2>2015.9.13
既に上記本文に追記済みですが、花王が化粧品の動物実験を止めた時期について後日回答があり、美しさに犠牲はいらないキャンペーンのサイトに詳細を掲載しました。要望書の内容も併せて掲載していますので、ご参照ください。

<追記3>
方針が公表された時点から、少しずつ表記が進化しています。現在の方針のURLは下記になります。

方針公表時の旧URL:http://www.kao.com/jp/corp_csr/safety_06_03.html
現在のURL:http://www.kao.com/jp/corp_csr/safety_07.html

<追記4>
原料調達についても、動物実験が行われていないことを確認していただけるとの回答をいただきました! 報告はこちらです。

Kao

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