盲導犬について考える

全国の視覚障害者約31万人のうち、盲導犬のユーザーとなれる人はわずか840人余り。その数は年々減少しています。膨大なお金を犬の育成にかけるのではなく、歩行の介助となる技術の開発・整備にふり向けたほうが、より多くの人が恩恵にあずかることができるのに、なぜ人々は盲導犬を美化し、寄付するのでしょうか。
暑さ・寒さや、痛み、ストレスを感じ、本当は感情を持つ動物、犬。実際にパピーウォーカーとして関わった人、引退犬を引き取った人、そのほか多くの人が盲導犬の育成と利用に疑問を抱いています。
全く散歩させない・排泄は飼い主が指示した時のみ・マーキングも走るのも禁止・飼い主以外の人や、他の犬とのスキンシップも禁止・犬にとって大変重要な、飼い主とのアイ・コンタクトが全くできない・短い一生に飼い主が最低5回も変わる(繁殖時、パピーウオーカー、協会で訓練、ユーザー、引退後)・60代はおろか、70、80代の、犬を飼ったことがない人が大型犬の飼い主になる。
…盲導犬の日常は、ペットは無論、他のどの使役犬よりも過酷だ。
盲導犬は要りますか ガイドヘルパーレポート
第1弾
第2弾
フランスではチョークチェーンなどの訓練用首輪が禁止されました▼
以前、盲導犬は要りますか? 「同行援護従業者(ガイドヘルパー)養成研修」レポートを寄稿してくださった高橋和子さんに新たなレポートをお願いし、寄稿いただきました。 今回は、「ガイドヘルパーとその他の歩行介助法について ー人間の介助は犬で[…]