ベネッセの個人情報収集と動物園・水族館

動物とは直接関係がありませんが、ベネッセが各地の動物園や水族館でスタンプラリーを行うことによって集めていた個人情報が、漏えい事件によって外部に漏れたのではないかと報道されていました。(否定報道もありました)

ベネッセが最終報告書を経済産業省に提出し、公開版がウェブサイトに出たとのことで内容を確認したのですが、この件については全く記載がありません。問い合わせたところ、現在公表できる範囲で公開をしているのでこれ以上は回答できないとのこと。

また、今後もスタンプラリーを行うのかという質問に対しては、今後、情報セキュリティ専門会社による監査において安全性が確認されるまでの間は停止、再開に向けたスケジュールは検討中とのことです。

回答の文面から、スタンプラリーが「お客様情報の新規の収集」にあたり、販売促進活動に含まれることは明白でした。つまり、動物園・水族館が特定の私企業の営業活動のために個人情報収集に加担していたことになります。特に公立の園館がこのように子どもの個人情報を食い物にするのは問題ではないでしょうか。

このスタンプラリーは、始めるときには紙をもらうだけなのですが、スタンプを集め終って最後に景品と交換する際に個人情報の記入を求められます。親御さんが不愉快に思っても、子どもさんは既に景品をもらうつもりでいますから、しぶしぶ個人情報を渡すことになります。そしてベネッセからダイレクトメールが届くそうです。

いわば騙して個人情報を収集しているわけで、このような営業活動に関わっておきながら、子どもたちのための施設であるかのように名乗るのはいかがなものかと思います。

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