けものフレンズがーでん幕張メッセイベント 千葉市センター回答
2017年10月7日~8日、幕張メッセで開かれた「けものフレンズ」の関連イベント、「Oh!祭だよ!けもの フレンズ が~で~ん!幕張メッセでどったんばったん大騒ぎぃ!」で行われた生体展示について、千葉市動物保護指導センターに要望と質問を送りました。
そのうち、質問に対するセンターからの回答は以下の通りです。
経緯など詳細はブログをお読みください。
24時間を超えないものしか登録不要という注意事項が配布されているのに(※注:幕張メッセが会場を貸す相手に配布しているもの)なぜ今回、登録なしに実施するようなことが許されたのか?
市が積極的に動物を夜間連れ帰るよう指導し、登録を受けさせないようにするなどということがあってはならないと思います。「抜け道」を教えたのは市からだと受け止めていますが、間違いでしたら教えてください。なぜ積極的に登録させないような対応をしたのか、理由を教えていただきたいです。
(回答1)
本イベントの展示時間帯は、10月7日(土)及び8日(日)のそれぞれ10時から18時までの8時間で、当該動物取扱業者から展示終了後は、その都度、速やかに事業所に連れ帰る旨の申告がありました。
このことは、概ね24時間を超えて業活動を行うとは見なせないため、新たに本市において法令に基づく動物取扱業登録(展示)を受ける必要は特にないものと考えております。
そもそも本当に夜間に動物を連れ帰ったのか? 主催者か幕張メッセなど誰か確認はしているか?
連れ帰るという口先だけで実際には連れ帰っていない可能性はありませんか?
連れ帰らせるのは間違った対応ですが、誰も確認していないのであれば、実際に連れ帰るかどうか確認もできないようなことを根拠に登録不要の判断をするのはおかしいと思います。
(回答2)
(株)幕張メッセから、当該動物取扱業者が10月7日(土)の展示終了後、動物をイベント会場から搬出することを確認したと聞いています。
会場で太鼓を使う音楽イベントがあることを立入時に確認できなかったのか?
動物にとっては爆音であり、ストレスだろうとネットに書いている人たちもかなりいました。最低限場所を移させるなど指導するべきでしたがどういう経緯で見逃されたのでしょうか。
(回答3)
当センター職員は、平成29年10月7日(土)のイベントが開催される直前の9時20分から立入検査を行いました。
従いまして、太鼓を使う音楽イベントがどの程度の音量なのかなどの詳細は分かりませんでした。
スタッフは識別章を身につけていなかった。
今回、24時間以内と同様という解釈でお目こぼしがされたのであれば、24時間以内の場合と同様の規制が業者にはかかってくるはずですが、動画で確認しても、スタッフは識別章を身につけていません。首から下げているのはけもフレがーでんのスタッフ証のようなものです。明らかな法令違反です。
(回答4)
(株)幕張メッセは、予め施設予約の求めがあった者に対し、「幕張メッセのイベントで動物を取り扱う事業者の方の注意事項」(別添)を資料提供しています。
この資料中、3「標識・識別章の掲示について」で事前にお示ししており、また、平成29年10月7日(土)の立入検査時において、同様に指導しています。
広告への表示義務は最後まで守られなかった。
これについては、横浜市が指導するべきと伺ったので、横浜市から指導をしてもらいましたが、最後の最後まで一切表示なしでした。
(回答5)
(株)幕張メッセは、予め施設予約の求めがあった者に対し、「幕張メッセのイベントで動物を取り扱う事業者の方の注意事項」(別添)を資料提供しています。
この資料中、2「動物取扱業の広告の表示について」で事前にお示ししており、また、平成29年10月3日(火)にイベント企画会社に対し適正な広告について文書により指導しました。
イベント開催直前までに動物取扱業者が「第一種動物取扱業者が遵守すべき動物の管理の方法等の細目」(以下、細目とします)を適切に遵守できない理由について、施設管理者、イベント企画会社及び動物取扱業者が当センターに対し事前相談等をする時期が遅いことが考えられました。
これにより、当センターがイベント関係者に対する事前指導の時期が遅くなり、その結果、イベント関係者は時間的余裕がないまま、指導内容を的確に理解し履行できずに開催日を迎えることとなるためです。
そこで、平成29年10月18日(水)16時、当センターに、施設管理者、イベント企画会社を招き、再発防止のため細目の規定に基づく書面指導を行い厳重注意としたうえで、当センターが行う立入検査では、この細目が適切に履行されている状態を目視等により確認することができるよう、イベント開催2か月前までに当センターあて相談等するよう申し入れを行いました。
なお、動物取扱業者にあっては、再三にわたり呼び出しを行いましたが来所せず、代わってイベント企画会社経由で同者に対しこれら指導事項を遵守するよう求めました。
以上でございます。
今後とも継続して、本市の狂犬病予防、動物愛護管理行政にご理解とご協力を賜りますよう、お願いいたします。