週刊SPA!で堀井動物園が取り上げられました! 白骨化した死体頭部も…

10月2日発売の「週刊SPA!」10月9日・16日合併号で、めっちゃさわれる動物園及び堀井動物園のことが取り上げられました。動物愛護法違反(特定動物無許可飼育)の裁判について、PEACEからもコメントが載っています。

また、昨年、野洲市の第二飼育場前に捨てられていた羊(ムフロン)の白骨化した頭部の写真(経緯は下記に掲載)も、やっと取り上げてもらうことができました。各SNSにもアップしているので、ぜひ拡散してください。

記事の締めは、細川敦史弁護士の動物愛護法改正の必要性についてのコメントです。

また、そもそも動物を『触れる』という触れ込み自体を疑問視する別コラムが設けられており、NPO法人「人と動物の共生センター」理事長の奥田順之獣医師がコメントしてくださっています。

「人間の欲望の赴くままに動物に触れ、支配する。そんなことを子供たちにさせても、命の大切さを学ばせることにはつながらないでしょう」

本質を突いたコメントが、コンビニでも売られるような読者の多い雑誌に載り、感慨無量です。これからの若い人には、動物の気持ちを思いやる心を持ってほしいです。

第二飼育場の前に動物の白骨死体が!! 経緯

昨年、ライオンのリオンくん流血写真が拡散された直後の7月、第二飼育場を見に行ってくださった方々からの情報によると、ビニール内が緑色になった堆肥の袋が山積みされている恐ろしい状況がありました。堆肥は動物のフンからつくられたもので、「お持ち帰りください」と書かれていますが、これではだれも持って行かないでしょう……。
動物の鳴き声なども聞こえたそうで、飼育場の外にはダチョウが飼われていました。(前年に輸入されてきたジョージが死亡した後だったので、このときはキリンはいません)

その後、台風が去った後に何やら撤去作業を行っているところを目撃された方もいるのですが、さらにその後に行ってみると、積み上げられていた堆肥がほとんどなくなっていました。

しかし、車から降りてみると、多頭現場や動物実験施設でする、あの独特な臭いが……。
そう、死臭です。
このあたりから。

袋をどけてみると……!!! ギャー!!!!

ここにあったのが、ムフロンのほぼ白骨化した頭蓋骨でした。でも少し毛などが残っているので臭いを発していたのでしょう……

堀井動物園が動物の死体を捨てているという話は本当でした。
このとき、これは犯罪にあたらないのか?!ということで、警察へ通報しています。

野洲警察署の警察官が来て、堀井動物園の従業員に話を聞いたところ(中に女性の従業員がいたのに、わざわざ男性の従業員がどこかからきた)、標本をつくろうとして置いていたが新人の従業員が知らずに捨ててしまった等の言い訳をしたそうです。骨は、従業員が持って行きました。

堆肥置き場には「お持ち帰りください」と表示してあるのだから、黙って持って帰ってくればよかったのでは?という話もありますが……動転してなかなか冷静に動けないものですね。

でも、あとから「あれは嘘だ」とか、しらばっくれられないように警察に来てもらっていてよかったと思っています。そんなことは言わせませんけどね👇

それにしてもムフロンはなぜ死んだのか、胴体はどうしたのか。
標本って、つまり……めっちゃさわれる動物園に幾つか置いてある、コレ👇のことでしょうか?
まさかこれらも堀井動物園で死んだ動物?!

そういえば、ゴリラの剥製も、かつて三重県にあったアニマルアカデミーウジハラという移動動物園にいて、そこから堀井動物園に移ってすぐ死んだとみられる「ごんすけ」では……。ポーズは勇ましく作られていますが、悲劇の人生を思うと悲しい気持ちがこみ上げてきます。

その後、第二飼育場については、農地法違反のために堀井動物園には土地の権原がなく(農地法違反では賃貸借契約は無効のため)、第一種動物取扱業の登録申請時の書類の記載が事実と異なるため、業の取消はできると環境省から回答をいただきました。

滋賀県は、この点については法務の部局と相談をするということで、まだ最終的な結論を出していません。特定動物の無許可飼育の件で裁判となり、もろもろ様子を見ているのではないかと思います。

今年の8月の第二飼育場の様子です👇。ここがキリンの飼育場です。

今年アメリカから輸入されてきてしまったガスくん。人の気配で、こちらを見ています…… 涙。

こんなところに連れてこられて仲間もおらず、可哀そうに……

その後、今年も台風が来ました。台風後の飼育場前👇。餌らしきものが散乱しています。真ん中にダチョウ小屋があります。動物を飼うところではありませんね。風の強さを増している台風に耐えられているのかも疑問です。センターには「問題ない」と電話してきたそうですが……。

第二飼育場には、大きめな動物中心に檻や小屋が並べられ、動物の生態やニーズに全く配慮がされていない状態で、資材のようにキリン、チンパンジー、シマウマ、ヤギ、ラクダ、サル類、犬などの動物たちが置かれています。全体の広さは、50メートルプールと同じくらいです。

地元自治会からの悪臭の苦情だけでなく、農地法・農振法違反で立ち退きを指導される中、新たにキリンを買うのも普通の経営感覚ではありません。

ツキノワグマ、ニホンザル、アライグマなど、行き先を見つけることが難しそうな一部の動物は、業取消しとなったとしても堀井氏が飼い続けなければならないことになるかもしれませんが、行き先がある動物から順次手放していかなければならないのが今の堀井動物園の置かれた状況でしょう。

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2018.10.13追記:記事の内容がオンラインで読めるようになっています。

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