(補足)岐阜大学回答3回目
情報公開請求で入手した動物実験委員会の議事録から、応用生物科学部の動物実験施設の状態が著しく悪く、動物実験委員会から大学に対して要望が出ていることがわかり、これまで2回質問をしてきましたが、現地の写真を入手できたため、それに関連して再度質問をしました。
屋外の犬舎にいた黒柴と思われる実験犬は、なんと一般人が飼育放棄した犬でした! 元飼い主がどういうつもりだったのか、用途は了解しているのか等、非常に気になり、詳細を電話でお聞きしたいとお願いしましたが、拒否されました。
参考:
質問と回答
また随分汚い管理ですが、学生が使用しているのでしょうか。床に散らばっているのは餌ですか?
動物の糞(ウシ,ブタ)を附属農場での堆肥として使用するために,糞を一時保管する小屋です。飼育当番が糞をここに運びます。床にあるのは糞です。糞は定期的(平日、毎日)に搬出されることになっております。
動物病院に来院した方のご希望により,譲渡された犬です。
新飼育設備に移された後の散歩についても教えてください。
環境省の基準に沿って,実験等の目的の達成に支障を及ぼさない範囲で散歩を行っております。運動については,犬の社会性を考慮して,フリースペースで数頭の集団で自由運動できる環境を作ったり,個別に散歩したりするなどして,行っております。新しい施設に移動後も同様に飼育管理します。
知人等を通じて飼い主を探しております。
飼育スペースのサイズは(0.88×1.37=)1.2056 ㎡であり,ILAR 規格(体重15Kg から30Kgの大きさの犬では1.2 ㎡以上)を満たしています。環境エンリッチメントについては,このサイズの他に,床面にコーティングスノコを利用していること,犬が2 本足で立ち上がることが出来る十分な高さを有することがあげられます。また,自動給水の設備に加え,タイマー機能付スイッチで照明時間の管理,飼育室内の温度,換気が常に適切に保たれるよう管理します。さらに天候の良い昼間時には,屋外のフリースペース(ラン&ペン)で数頭の集団で犬同士が触れあいながら運動する時間をもてるようにします。
何らか、全体の使用数を減らすような工夫はされているのでしょうか。
例えば解剖実習は、北大は冷凍保存した死体で行っているそうです。
臨床実習や愛護センター等での不妊去勢手術での代用など、なるべく実験犬の犠牲の出ない方法を考えていただきたいです。
現在,日本の獣医学教育は,全国大学獣医学関係代表者協議会の策定した「獣医学教育モデル・コア・カリキュラム」に基づいた内容で実施されています。生体(犬)を用いる実習については,日本の獣医学教育全体に関わる問題であるので,全国大学獣医学関係代表者協議会で検討することになっております。