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第35回動物愛護部会傍聴 ~パブリックコメントの結果公表

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先週21日に、第35回の動物愛護部会が環境省で開催され、先日のパブリックコメントの結果が公表されました。同時に、パブリックコメントの結果が反映された第一次答申案も公開されました。(答申案の内容は、諮問に対する答申にあたる部分に限定されているとのことです)

この案に対する議論が議題のひとつだったのですが、残念ながら、あまり積極的な議論が展開されている感じはありません。低調です。むしろ資料すら出ていなかった被災動物の件になると活発に意見が出、アンバランスな感じがしました。動物にかかわる問題全般について、もう少し深い議論ができる場にならないものかと、いつもながら感じます。

パブリックコメントについては、1,746件が提出され、延べ意見数は16,753件でした。

もっとも多くの意見が集まったのはマイクロチップについてでしたが、装着率3%の現状で義務づけまではできないこと、入れるべきでないと考える飼い主もまだまだ多いこと、リーダーなどの環境整備等も必要であることなどが、現状義務化が困難である理由として挙げられました。国民の意見は、賛成と反対がちょうど半々であり、伯仲していることが改めて確認された形です。

パブコメの結果を受けて変更された点としては、第二種動物取扱業の届出が必要になる基準の中でウサギが中型動物の範疇に入ることが明確にされ、10匹から届出の対象となりました。このことには、ほっと胸をなでおろしました。

また、いわゆる預かり先であっても、下限数を超えるものについては届出が必要とされた点も、会として送った意見が通った点です。(預かり先が届出の対象外となるのは、下限数未満の場合に限るものとされた) 

また、犬猫等販売業者がつける帳簿について、生年月日の記載を明確にするべきとした点も、反映されていました。この点は、日齢規制とも関係するので、多くの意見が集まっていたようです。

しかしそのほかは、大きな変更はあまりありません。特に特定動物については厳しい結果といえますが、そもそも法改正の作業の途中で大きな事故が起き、議論が深められていなかったことも原因かと思います。次回改正へむけた大きな課題だと改めて感じました。

パブリックコメントについては、反映されていない意見に対しても環境省からの回答が書き込まれているので、解釈として言質をとれた点もあり、こういったところにも意義があると感じます。

ちなみに、改正法施行までに行われるパブコメは、あと1回の予定でしたが、スケジュールが大幅に変更になっており、あと2回行われる予定に変更になっています。新しいスケジュールをこちらに掲載しました。次は飼養施設基準についてなどです。

動物愛護法改正に向けた議論を行っていた「動物愛護管理のあり方検討小委員会」は、役目を終えたため廃止となりました。

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政省令等改正のスケジュール

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