【締切】日本動物園水族館協会(JAZA)アンケート

  • 2024年1月25日

イベント詳細


公益社団法人 日本動物園水族館協会(JAZA)がWEBアンケートを実施しています。

趣旨として、以下のようなことが書かれています。

動物園・水族館は、様々な点で人にも動物にも役立つ施設でなければなりません。しかし、時代や社会の変遷とともに、求められる役割や機能も変わってゆきます。そのために、日本の動物園・水族館が、そして JAZA が今後どうあるべきか、何に取り組むべきかを明確にして、ビジョン(将来構想)という形で社会へ向けて示したいと考えています。

日本の動物園・水族館に幽閉される動物たちの未来にとって重要なアンケートであることがわかります。ぜひ動物園・水族館はいらない、生涯閉じ込められる動物がかわいそうの思いをぶつけていただければです。

動物園・水族館には、ほかにもいろいろな問題があります。問13、14などで意見を届けていただければです。

意見の例

  • 野生動物はそもそも飼育するべきではないということに、もっと自覚的であるべき。飼育下で繁殖維持していけば家畜化されるだけであり、いびつな「自然のようなもの」を見せていることに自覚を持ってほしい。
  • 国内ではゾウやイルカが数多く飼育されているが、日本はいまだ象牙取引も禁止せず、鯨類の商業的な生体捕獲まで行っている。展示が保全のための行動や意識に繋がっていないことは明らかであり、動物園・水族館の数が多いことで動物保護に関する意識が低くなっている現実がある。保全や教育を、動物を飼育するための免罪符・建前にするのではなく、もっと具体的に行動するよう促すべき。
  • 以下のような方針を持ってほしい。
    • ゾウ、鯨類、ホッキョクグマ、キリン等、特に飼育に適さない大型動物から順次、繁殖はせず飼育を終わらせる。
    • エキゾチックアニマルの販売や展示即売会に関与しない。宣伝やSNSで取り上げるといったことも行わない。野生動物の売買を容認するということは、動物園・水族館が保全や動物福祉を軽視している証であり、密猟・密輸に加担しているのと同じ。
    • 動物商との取引を禁止する。エキゾチックアニマルのペット流通にかかわる動物商から動物を入れている現状では、動物園・水族館も野生動物の消費やグレーな取引に加担している共犯である。動物商に動物が渡されると行方不明となったり劣悪飼育されたりすることになるが、そのことを放置し、動物園水族館が責任放棄している現状はおかしい。
    • 繁殖を行わず飼育を終わらせるべきだが、どうしても繁殖が行われるのであれば、最低限、余剰動物を生まないようにすべき。過剰繁殖により出園後、行き先がグレードダウンしていくことで直接間接に不適切事業者やペット流通に行きついている可能性がある。
    • ショーを廃止する。猿回しなど、外部の調教芸も誘致しない。保全や教育と言いながら、野生動物について誤った考えを植え付けている。現在の動物園・水族館は、あまりにも娯楽に寄りすぎ。
    • 移動展示を廃止する。動物福祉などといいながら貧弱な設備での展示を行い、輸送ストレスを軽視することはありえない。
    • 海生生物のタッチングも含め、直接飼育動物に触らせる「ふれあい」等のサービスを廃止する。動物は玩具やモノではない。強制的に逃げられない環境に置いているのだから、最低限、動物の意思を尊重することを来園者に教えるべきである。
    • 餌やりも特に野生動物は廃止とするべき。野生動物はペットではない。人間が手懐けるのがよいことであるかのように教えるのは保全養育につながらない。むしろ野生動物への餌槍を是認する教育となってしまっている。自然界で主に食べているものではないものを与えている場合も多く、生態について間違った教育をしている。感染症対策としても疑問。
    • ホワイトタイガーなど、自然界ではまれにしか発現しない形質を固定化させるような繁殖は禁止する。動物園水族館が見た目で「品種」を作出するような行為を行うのはおかしい。営利目的で動物を改変しながら種の保全などというのはおかしい。
    • 動物の死亡について、必ず公表する。名前をつけていたような動物は都度速やかに公表し、その他は年ごとにすべてを公表する方針でもよい。死因が調査中と公表された後に、結局公表されないままであることが多いのも改善すべき。
  • 上野動物園のゾウが死亡したとき、「もうダンスが見れないのがさみしい」といった意見がSNSに殺到していたが、ゾウが体をゆするのは長期間の幽閉により引き起こされてた常同行動であり、正常ではないということをなぜその場で教えないのか疑問だった。特にネガティブな情報について教育を行わない習慣は改めるべき。
  • ゾウの単独飼育解消など、成果が出ていない。動物福祉向上のためには、それぞれの園館のエゴを捨てる必要があるが、なぜできないのか。
  • これから子どもも減っていくが、老朽化したままの施設も多い。また気候変動により災害も深刻化していくと思われる。そもそも動物の飼育自体がリスクであり、動物園水族館は順次、統合・縮小していくべきである。
  • マスコミが取り上げるのも、生まれた赤ちゃんがかわいいだとか、赤ちゃんに名前を付けただとか、新しい動物の展示がはじまっただとか、本質的でないものばかりだが、動物園側の広報に問題があるのではないか。動物は人間の慰みの道具ではないので、生まれた子どもを宣伝道具に使うのはやめてほしい。

まだまだあると思いますが、よろしくお願いします。

アンケートフォームはこちら👇
https://jp.surveymonkey.com/r/jaza2023_user

調査期間:2024 年 1 月 17 日〜2024 年 2 月 29 日(木)
対象:15 歳以上で日本国内にお住まいの方

 

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