2022年5月、あるTwitterアカウントが非公開のグループ内に投稿した仔猫絞殺動画について、YouTuberの方が情報を入手され、警察への通報を訴えました。
Twitterグループに流された元動画は、白いトレイに乗せられた仔猫の頸部を細い紐で絞めた上、まだ息があるとのことで更に指で締め、カッターの柄の様な部分で数十回に渡り頭部を殴打して死亡させた様子を写したものでした。
この仔猫殺傷動画について、杉本彩さんが理事長をつとめる公益財団法人動物環境・福祉協会Evaと連名で、奈良地方検察庁へ動物愛護管理法第44条1項違反として申入書を提出しました。
被疑者不詳での申入れとなりましたが、通報時点で担当は少年課でしたので、被疑者は未成年者ということになるかと思います。
申入れの内容には含めていませんが、この被疑者はもともとTwitterにゴールデン(シリアン)ハムスターの死体の写真をあげ、「シリアン死んでたんやけど まぁ正直飼育飽きてたからありがたいかもw」とコメントしたり、YouTubeに餌用のマウスを殺す動画などを繰り返しアップしたりしており、生命に対する感覚に懸念を持っていました。
仔猫殺傷にまで至ったことで、より状況が悪化していると考え、余罪を含めた捜査を行い、動物虐待をはじめとする再犯防止措置を講じるよう検察庁に求めました。
幼く抵抗できない動物を自分本位に好きに扱い、その上命を絶つという行為は、成人でも、未成年でも、あってはならないことです。
一線を越えたことについて被疑者に反省を促し、今後不必要に他の動物の命を奪ったり痛みや苦しみを与えたりしてはいけないことはもちろん、動物とのかかわりのあり方を見直させるために、必要な対処がなされることを望みます。
この件については、Evaさんのサイトの記事もご覧ください。
当協会に通報があった動物虐待事件について、Evaは奈良地方検察庁へ動物愛護管理法第44条1項違反で申入書を提出しました。…
最初に動いてくださった方の告発動画をリンクしていますが、既に被疑者は特定されていると考えられますので、重ねての通報は不要です。
未成年の場合、動物殺傷罪もその他の未成年事件と同様に扱われます。処遇等については、ご報告できない可能性が高いと思われます。https://t.co/fjoOKhZ5G8— PEACE 命の搾取ではなく尊厳を (@animalsPEACEnet) June 20, 2022