「動物実験廃止宣言」を出している東北公益文科大学の後に続け!

17日のオンラインセミナーを控え、ずっと公表を考えてきていて、できていなかった、動物実験を行っている大学一覧の公表を準備中です。

その作業の中でご報告できていなかったことの1つなのですが、東北公益文科大学が、2018年3月30日付けで「動物実験廃止宣言」を出していました。

「本学では、2018年4月1日より、一切の動物実験を行わないことを宣言します。」と学長名で公表されています。

PEACEでは、同大学が平成25年までしか「動物実験に関する自己点検・評価書」を公表していなかったことから、この宣言が出る少し前の2017年12月に、動物実験の実施の有無を大学に問合わせ、以下の回答をもらっていました。

あらためて平成26年度以降の状況を再度検証したところ、
平成26年度に本学教員の研究において動物実験を行っていたことを確認いたしました。
本来であれば、ご指摘のとおり「動物実験に関する自己点検・評価報告書」を作成し、
公表する必要がありましたが、
事務担当者の疾病による長期不在と配置変更等が重なり、
適正な事務対応がなされておりませんでした。
今後、早急に自己点検を行い、結果について評価報告書として公開させていただきます。

なお、平成27年度以降は、大学の研究として動物実験は行っておりませんでしたが、
本学が調査事業を委託している研究者が本学の実験室において
昨年度と今年度(10月)に動物実験を行っておりました。
当初は大学で行っている研究といった認識はありませんでしたが、
学内における動物実験と判断し、平成28年度、29年度についても自己点検を行い、
評価報告書を作成し、公表することといたします。

また、以前から本学内における動物実験の是非を検討してきており、
来年度からは学内における動物実験は行わない方針となる予定です。

東北公益文科大学

このとき、翌年度から動物実験が廃止されることを教えてもらっていましたが、「動物実験廃止宣言」という形で公表されていたことに気がつくのが遅くなってしまい、しかもご報告のタイミングも失していました。(大変申し訳ありません!)

追って公表しますが、動物実験を行っている大学は、800近い大学のうち、半数程度。動向を見ていると、かつて行っていたが行わなくなっている大学は、他にもかなりあることはあります。ただ、それが一時的なものなのか、これからもずっと行わない見込みであるのかは、はっきりしないのが実情です。逆に、新たに動物実験を始める大学も同数くらいはあります。教員の着任・離任や、学部の新設、廃止などの事情が関わってくるのも大きいです。

そういった中、宣言の形で出されている東北公益文科大学は、非常に評価できます。本当にありがとうございます。

多くの大学が、この後に続いてほしいと願っています。

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