8月17日、農研機構、国立医薬品食品衛生研究所、関東化学株式会社が合同でプレスリリースを出しました。共同で開発した、動物を使用せずに被験物質の眼刺激性を判定する試験法「Vitrigel®-Eye Irritancy Test (Vitrgel®-EIT)法」について、適用範囲を拡大した改定試験法がOECDテストガイドラインに収載されたとのことです(2021年6月14日)。
プレスリリースより
化粧品原料等が眼に及ぼす影響を評価するためのVitrigel®-EIT法の改定版が、経済協力開発機構(OECD)の定めた統一的な試験法に収載されました。今回の改定では、検査する物質を溶解した液(被験物質調製液)の状態を調べる予試験を実施することで、液体物質のみならず固体物質にも適用可能となりました。今後、実験動物を用いない簡便かつ迅速な試験法として、より安全性の高い化粧品等の原料開発に活用されると期待されます。
日本発の新規試験法が、さらに改良されたことで、今後ますます活用されることを期待します。
- 農研機構:改定Vitrigel®-EIT法がOECDテストガイドラインに収載
– 液体物質のみならず固体物質にも適用可能な眼刺激性試験法 –
また、6月のOECDテストガイドラインの収載・改定に併せ、下記の一覧も更新していましたので、お知らせします。