日本沿海はシロイルカ(ベルーガ)の生息域ではありませんが、ときどき、群れからはぐれた、はぐれイルカがあらわれることがあります。
オホーツク海とつながる海水湖である能取湖に、去年、船のスクリューによる事故で死ぬまで、はぐれシロイルカのコリンが棲み着いていました。
野生のシロイルカの群れは、空撮動画で見ると、びっくりするほど巨大です。延々と続くシロイルカの群れから、コリンは、はぐれてしまって戻れないまま、北海道に棲みついたのでしょう。
そのコリンのことが記事になっています。
能取湖の自然環境を見守る会のサイトで動画が公開されています。スクリューでついた傷は痛々しいですが、遺体の映像などはありませんので、ぜひご覧になってください。
サイトにはスクリューでついた傷の写真も出ています。あの傷から回復した生命力はすごいと驚嘆するばかりですが、でも結局は、再度のスクリュー事故で死亡しました。
イルカショーなどよりずっと人々にシロイルカについて伝える存在だったはずのコリン。
でも結局は人の活動によって残酷な死を迎えました。
人間に近づいてしまった野生動物との関係はどうあるべきなのか、考えていくためにもぜひ動画を拡散ください。
そして、今なお、水族館で見たいという人間のエゴのために、野生からのシロイルカの捕獲が行われていることも知ってください。
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