BBC映画『アース:アメイジング・デイ』公開直前イベントに生きたナマケモノ!

少し時間が経ってしまいましたが、昨年11月、映画『アース:アメイジング・デイ』公開直前イベントで生きたナマケモノが使用されました。多くの観客がいる会場の舞台に止まり木につかまらせたナマケモノをつれてきて見世物にするという、今どきあり得ないセンスのイベントでした。

▼oriconがYouTubeで公開している動画

『アース:アメイジング・デイ』はBBC制作の映画ですが、映画の訴えたい内容と、動物商から動物を借りてきて生体利用するという行為の意図するところが合致しているとは、到底思えません。

動物商こそ、動物園等に送り込むために親を殺戮して子どもを捕獲するなどし、地球から直接的に搾取を行ってきた当事者でした。小さな檻に閉じ込めて生かしておけば十分だという思想は、今も変わらないどころか、日本では顕著に感じます。

映画本編では大自然の素晴らしさを語りながら、動物搾取に資金的に加担するのは矛盾ではないでしょうか。それとも、生きものたちは映像に残っていればよく、不自然かつ劣悪な環境で飼育されていても問題ないという考え方なのでしょうか? 

また、観客に、動物をおもしろおかしく見世物にしてよいと教え込むことは、野生動物の保護に繋がらないどころか、悪影響を与え続けることでしょう。

このナマケモノをイベントに提供した業者は、横浜市のインナー・シティ・ズー ノアです。業者自らツイートしています。

以前の拘束に近いくらいのケージ飼育に比べるとマシになったかとは思いますが、このナマケモノは、500円で写真撮影という、実に教育的でない目的のためにガラス張りの小さな設備に閉じ込められています。

Inner City Zoo, NOAH

また、この業者は、これまで何度か海外のメディアでも批判的に取り上げられてきています。

このような業者から不幸なナマケモノを借りてきてイベントに使うのは間違っているとBBCに苦情を送ったところ、この問題の担当はBBCスタジオという子会社であって自分たちでは何も対応できないとのことだったので、BBCスタジオにコンタクトしました。先週メールで回答が来て、「このイベントについてのご意見をお寄せいただきありがとうございます。ご指摘の懸念が関連するチームと共有されていることを保証いたします。」との旨が書かれていました。

また、BBCスタジオ・ジャパンによれば、日本での配給はKADOKAWAが行っているのでKADOKAWAに言ってほしいとのことで、同じように意見を送りましたが、依然として回答はないままです。

このような馬鹿馬鹿しいイベントが繰り返されることのないよう、皆様からもKADOKAWAにぜひご意見をお送りください。

KADOKAWA意見送付メール:
https://www.kadokawa-pictures.jp/companyinfo/contactus.shtml

KADOKAWAからの回答

回答はもう来ないと思っていたのですが、22日、カスタマーサポートから返信がきました。取引先云々と書いてあるのは、イギリス側の契約社がBBCスタジオではない他の会社だとBBCスタジオジャパンから聞いたため、契約先と契約条件を聞いたことに対する回答です。もう生体の利用をしないかどうかは不明ですので、引き続きご意見をお送りください。

KADOKAWA カスタマーサポートです。
いつも弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

また、映画『アース:アメイジング・デイ』公開直前イベントに関するお問い合わせの件では、確認にお時間をいただき申し訳ございません。

本イベントにつきましては、日本での配給元として弊社の判断でイベントを実施しており、イベント運営に関する取引先等の情報につきましては、個別にご案内しておりません。
ご要望に沿えず申し訳ございませんが、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。

しかしながら、貴重なご意見をいただき感謝申し上げますとともに真摯に受け止め、今後のイベントの参考にさせていただく存じます。

今後とも弊社配給作品をご愛顧くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

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