ご報告がSNS先行になっていますが、ブログにもここのところのまとめを…。
有志の皆さんと一緒に「めっちゃさわれる動物園」に関し公開質問状を関係各所に送付させていただいていましたが、サムティおよび双日商業からは15日にご回答をいただきました。既にウェブサイトのほうへ掲載をさせていただいております。
正確には、個別の質問には答えられないという内容でしたが、真摯にご検討をいただいているためと受け止めています。
堀井動物園/めっちゃさわれる動物園からも、追って17日にFAXをいただき、ウェブサイトに掲載していますが、こちらは回答期限を8月31日に延長させていただいております。
・・というのは既に本日ですが、今朝時点では届いておりません。
ぜひ公開質問の意義をご理解いただき、動物を扱う事業者としての説明責任を果たしていただきたいのですが、園側は電話での回答にこだわっており、文書で回答するつもりは全くないものと思われます。
私たちが園からの回答にこだわっているのは、動物の飼養管理にかかわる疑問もさることながら、やはり動物の行方について知りたいということもあります。
動物リストを添付して公開質問状を出して以降も、消えたり、入れ代わったりしていると思われる動物が様々おり、逐一ご報告できていないほどです。電話での確認では結局生きているのかどうかがはっきりしませんので、ぜひ明確に表に記入でお答えいただきたいと思っております。
例えばアザラシのヨーグルトちゃんが2015年に来てからまったく見かけないのは?生きているのか?と聞いても、かなり間があったあとに、いつ戻るかわからないから、どこかは言えない等、はっきりしないやり取りになるだけでした。
◆ライオンのリオンくんが消えた
8月12日以降、ライオンのリオンくんは展示場から消えています。
当初、園の説明では飼育場にいるということでしたが、それでは許可された檻で飼育されていないことになるので違法だとセンターも言っていました(飼育場でライオンに関して許可が出ている檻は、子どものライオンサイズ)。
その後、実はバックヤードにいるということが判明しましたが、マイクロチップを入れるためという理由には疑問もあります。そもそも滋賀に移動させる前に入れていないということがあるのか?という疑問もありますが、展示しなくなって10日以上経っても、まだマイクロチップが入っていない様子だったこともあります。
センターによれば、7月上旬に新たに許可を出した移動檻とバックヤード檻をつなげた状態(といっても、単に並べて置いた状態)で飼育されているとのことです。センターは移動檻の重さや固定されているのかどうかも分からない状況なので、安全なのか非常に疑問に思っています。
もしかして移動檻に馴らすためにそのようなことをしているのか?とも思いましたが、それにしても期間が長くなってきました。また、新たに許可された檻は高さ1300×短辺900×長辺2650しかなく、このように幅の狭い檻で運搬することがありうるのか、疑問です。
夜には展示場に出すこともあるとのことですが、檻の掃除の必要があるからではないかとも思います。
・・・という心配な状況が続いていましたが、昨日双日商業からリオンくんは元気であるとのお知らせがありました。詳細は公開質問状のサイトをご覧ください。
▼リオンくん不在の表示
▼凹んだ壁 ドアも傷んでいます
◆死んだら餌になる触れ合いハムスターと守山飼育場
SNSでは少しだけ触れさせていただきましたが、実は先日めっちゃさわれる動物園に行ってきました。
いろいろありすぎまして、細かくは公開質問状に回答がないことが確定してからにしたいと思いますが、ショックだったのは、やはり一瞬死体かと思うような傷を負った弱ったジャンガリアンハムスターがいたことでした。動画はこちら。
この件でわかったことは、
- 具合が悪くなった動物は、守山の飼育場に連れて行く。
- 死んだらほかの動物の餌になる。
ジャンガリアンハムスターは、もともと成長して来たら単独飼育にするべき動物ですから隔離は当然のことですが、しかし、飼育場はこのような様子の場所ですから、それはそれで心配です。
▼堀井動物園守山第一飼育場前
滋賀県守山市にある移動動物園「堀井動物園」の第一飼育場。地元では臭いで知られています。
ここで飼われている動物はー
少し前の情報なので、既に死んだり第二飼育場やめっちゃさわれる動物園に移ったりしているかもしれませんが…
ピューマ、
ムフロン、
アンゴラヤギ、
犬、
猫、
ヤマアラシ、
リスザル、
ペンギン、
ペリカン、
アザラシ、
アイガモ、
アヒル、
フェレット、
ウサギ、
ハト、
フラミンゴ、
クジャクバト、
ハゲコウ、
カンガルー、
ヒメコンドル、
ベニコンゴウ、
フクロウ類、
トンビ、
タカ、
クロコンドル、
ハクビシン、
ワニ、
ワニガメその他亀類、
その他爬虫類、
オオスッポン、
魚類などです。
多種多様な動物たちが、この倉庫のようなところに置かれています。
この日は、産廃事業者のトラックが来て何か作業をしていました。
めっちゃさわれる動物園のふれあいハムスター。閉園間近の時間に、弱り切って一瞬死体かと思うほどでした。スタッフによれば、ケンカをしてしまうことがある。
ジャンガリアンハムスターは、成長して来たら1匹ずつで飼育するべき動物です。兄弟姉妹同士でもけんかをするようになってしまい、一緒には飼えません。
ふれあいには複数匹まとめて出されていますが、体が小さめな若ハムスターばかり。大人のジャンガリアンハムスターはチューブのほうに隔離されていてふれあいには使われていないようでした。繁殖に使うためかもしれませんが、大人は咬んだりしてふれあいに向かなくなるのもあるでしょう。
弱った個体は守山の飼育場に連れて行って隔離するとのことですが・・・死体はほかの動物の餌にすると認めました。
人間の子どものためにハムスターの子どもの命が使い捨て。
小さな命をおもちゃのように触らせる「ふれあい」の現実です。ほかにも頭のてっぺんが禿げたハムスターもいました。
与えられている食べ物はリンゴだけ。
説明のテープが流されていましたが、うるさいだけで意味があるのか疑問に思うような内容です。説明しているという言い訳が立つように流しているのでしょう。