今年の1月14日、「富士サファリパーク」で死んだアフリカゾウの牙など計約220点を日本から違法に持ち出そうとしたラオス人の27歳の男が関税法違反(無許可輸出未遂)の容疑で逮捕されました。
このラオス人は、2019年6月まで富士サファリパークで働いていた元従業員で、ゾウ使いとしてラオスから来日していたと報道されています。帰国するときに、象牙などを密輸出しようとしたものです。
報道では、埋められていた死体を掘り起こした疑いもあるとのことでした。展示動物として人間に利用されていたゾウから象牙を奪い、さらに密輸事件になるとは驚きです。
持ち出そうとした物品はゾウの死体の一部だけではなく、チーターの歯、シカの骨や角、キリンなどの動物の毛などもあったと報道されています。サファリパークの死体の管理がどうなっているのかも、気になるところです。
動物園の公的機能などといったことが表向き盛んに宣伝されていますが、動物の死体の利用の実態がどうなっているかはあまり表には出てきません。
この男の裁判が4月に開かれます。
裁判は誰でも傍聴できます。
富士サファリパーク元従業員関税法違反事件初公判
日時:2020年4月7日 13:30開廷 ※おそらく1時間程度
場所:千葉地方裁判所711号法廷
事件番号:令和2年(わ)第153号
日時:2020年4月7日 13:30開廷 ※おそらく1時間程度
場所:千葉地方裁判所711号法廷
事件番号:令和2年(わ)第153号
◆裁判所のウエブサイトより:
Albrecht FietzによるPixabayからの画像