犬吠埼マリンパークは自然公園法の規制に違反して工事開始。メインプールには既に水がない

前回の投稿から時間が経ってしまいましたが、閉館後、イルカのハニーやペンギンが置き去りになっている犬吠埼マリンパークについて、雑誌『FRIDAY』2019年7月5日号に以下の記事が掲載されました。

これを受け、これまで一緒にキャンペーンをやってきた認定NPO法人アニマルライツセンターのサイトに以下の記事が掲載されていますので、ご参照ください。英語版もあります。

英文情報については、PEACEでは、1月に朝日新聞に掲載された元エルザ自然保護の会の辺見栄さんの寄稿について英訳をご本人の許可を得て掲載しました。

また、7月には、ハニーの名前を冠し、今後日本でも引退イルカのサンクチュアリをつくる必要性があることを広め、サンクチュアリへの理解を深めることを目標とし、アニマルライツセンターと共同で「ハニー通信」の第1号を発行しました。PDFにて関係者・関心をお寄せくださっている皆さまに配信しました。今後、入手を希望される方はご連絡ください。

水族館が再開へ向けた工事についてプレスリリース~自然公園法上の手続きなく違反状態で工事開始

その一方、閉館後ずっと口を閉ざしていた犬吠埼マリンパークに、いよいよ動きがありました。8月1日、突如、銚子市の記者クラブ経由でプレスリリースが出されたのです。室内水族館として再開するため工事を開始するという内容でした。銚子市にも確認しましたが、淡水、海水の生きもの、珍しい生き物を見せたいという内容で、再開時期は不明だそうです。

これを受けて、幾つかの報道があり、取材を受け始めたことがわかります。イルカとペンギンについても野外の施設で楽しんでもらうために整備したいとリリースにはあるようですが、今回の工事では整備されないと報じられています。

しかし、この時点で当会が確認した限りでは、千葉県に出さなければいけないはずの自然公園法上の手続きはなされていませんでした。工事を開始できるかどうかもわからない時点でリリースが出されたことには違和感を感じます。工事が始まれば現地を見てわかるので事前に公表したと推測されますが、報道はどこも、自然公園法の規制をクリアしたのかどうかについては確認しないまま、リリースを受けた内容で報じています。

その後、お盆休みに入り、現地を見てきてくださった方々がいるのですが、水族館の建物の外壁には、工事のためと思われる足場が既に組まれていました。そのため、再度、千葉県の自然保護課に確認をしました。マリンパークに対しては工事をするときは連絡するよう伝えてあったのに、やはり正式な手続きはなされていないとのこと。

現在、県の土木事務所を通じ、犬吠埼マリンパークに対し工事のストップをかけているとのことでした。

確認しましたが、やはりこれは違反行為です。

ただ、県としては、書類の提出を待っているところだそうです。

工事は外壁の塗装だと言っているそうで、プールについては工事について聞いていないそうですが、正式な書類はこれからですので、確認もこれからです。

既にプールに水がない

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現地へ行ってくださった方からの情報ですが、道路側は幕が張られていてプールは見えず、ホテル側から見ることができる場所も夏の木が茂りすぎていてよく見えないとのことでした。しかし、少なくともメインプールには水がない。道路側に張られている黒い幕の隙間からは水が揺れているのがわずかに見えたと思うが、どこからもハニーの姿を確認できず、非常に不安感を感じたまま帰ってきたそうです。

手前の待機プールにいたのかもしれないですが、本当にまだいるのかどうか、正直わかりません。あの極小の区画のみに水を張れるのだとしても、あそこに閉じ込められているのだとしたら健康状態に問題があるか何かではないかと疑ってしまいます。でなければ単なる虐待飼育です。用なしになった、持て余したイルカを、小さなタンクに入れたままにすることは、ほかでも行われていることなので、心配です。

犬吠埼ホテルに聞くと「イルカもペンギンもいる。売るという話もあるが、移動に300万円かかる。(ホテルの)ペンギンは飼育係が朝と夕方世話をしている。いつ再開するかはわからない」とのことだったそう。そのほか近隣の方々に聞いても「イルカはいる。」「水が汚くて心配。」「(中国に売るという話については)オーナーが中国人なのよ」。見えないのに「いる」となぜ言えるのかはわからないのですが……

海匝保健所の最近の立入りは、6月19日、7月23日でした。特に様子は変わらない、水質や水位も変わらなかったと聞いています。(この間の7月17日に千葉県庁を訪問しましたが、そのときも変わりはないとの話でした)

8月の立入りはまだこれから日程調整するとのことでした。ここで事実確認できることを願っていますが、ハニーは既にいないのかもしれません。

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▼水位比較用の過去写真

▼メインプールと待機プールの構造(過去写真)

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