9月26日木曜日に排水口から下水に流された天王寺動物園のカリフォルニアアシカの子「キュッキュ」、一昨日無事見つかったとの公表がありました。あり得ない事態にどうなることかと思いましたが、見つかって本当によかったです。
検疫のため2カ月他のアシカと引き離すという報道もありましたが、その後の報道では、授乳には至らず人口哺乳ではあるものの、バックヤードで母子をつけている様子が流れました。このまま健康かつ順調に行ってほしいものです。
事故の原因や管理上の問題についてですが、土日の間に大阪市の動物愛護部局に、天王寺動物園は第一種動物取扱業の登録事業者でもあるので、民間の事業者同様、施設や管理が適切であるか見てほしいとメールを入れました。
公立の施設の場合、こういうとき、同じ大阪市の別の部局の対応になるので不安もありますが、9月30日に大阪市動物管理センター分室が天王寺動物園に立入に行ってくれました。やはり思うところあった様子です。今後、原因究明と報告書の提出もさせるよう指導してあるとのことです。市からもきちんと公表するべきかと思いますが、また経過がわかりましたら、ご報告します。(追記:回答をこちらに掲載しました。)
天王寺動物園でカリフォルニアアシカの子が排水口から流された事故、無事「キュッキュ」は見つかりましたが、信じられない事故でした。市動物管理センター分室に対し、大人のアシカが排水口のカバーをいたずらで外したようだなどと園長は言っ[…]
それにしても、これでまた動物園にキュッキュを見に行く人がふえたりするのでしょうか。子どもの動物に恐怖や不安を与え、もしかしたら死に至ったかもしれないというのに。
大阪市のリリース全文
写真は割愛しています。
天王寺動物園は動物に関するネガティブな情報はサイトから削除されるので(過去記事全てが削除されるわけではありません)、すでにリンク切れです。
天王寺動物園のカリフォルニアアシカ(キュッキュ)が見つかりました
ページ番号:481913 2019年10月1日
天王寺動物園で飼育していましたカリフォルニアアシカのキュッキュ(0歳3か月・メス)が行方不明になっていましたが、令和元年10月1日(火曜日)10時12分動物園内アシカ池周辺の下水施設において、生存した状態で発見し保護に至りましたのでお知らせします。
キュッキュの健康状態については追ってお知らせします。
令和元年10月1日(火曜日)の捜索の概要
7時50分 捜索開始
10時12分 保護
保護時の様子の写真
保護時の様子
したキュッキュの様子
参考:これまでの経過
令和元年9月26日(木曜日)
16時 アシカおやつタイム(キュッキュがいることを確認済)
16時15分頃 水の入れ替えのため排水バルブを開錠(排水開始)
17時40分頃 排水バルブを施錠。(水の補充を開始)排水溝カバーが外れていることに気づき排水溝カバーを付けなおした。(頭数未確認)
令和元年9月27日(金曜日)
9時10分 職員がアシカ池に到着(頭数未確認)
11時頃 キュッキュの姿が見当たらないことに気づき、動物園による園内捜索開始
11時半頃 捜索のため池の水を抜いたところ、排水溝カバーが再度外れていることに気づく
15時頃 園外下水施設の捜索開始
17時頃 27日(金曜日)の捜索終了
令和元年9月28日(土曜日)
10時10分 主に動物園外の下水道施設捜索
18時 28日(土曜日)の捜索終了
令和元年9月29日(日曜日)
9時55分 既捜索箇所のうちアシカの滞留可能箇所を再度捜索
16時50分 29日(日曜日)の捜索終了
令和元年9月30日(月曜日)
9時10分 既捜索箇所のうち動物園内でアシカが滞留可能な箇所を再度捜索
21時 30日(月曜日)の捜索終了
天王寺動物園のカリフォルニアアシカ(キュッキュ)についてお知らせします【令和元年10月3日】
ページ番号:482110 2019年10月3日
天王寺動物園で飼育しているカリフォルニアアシカのキュッキュ(0歳4か月・メス)が行方不明になっていましたが、令和元年10月1日(火曜日)に発見され保護に至りました(令和元年10月1日報道発表済)。
今回、キュッキュの、その後の様子についてお知らせします。
キュッキュは人工哺乳を受け、また母親のチョコと短時間、同じスペースで過ごすことができました。その際、授乳には至りませんでしたが、今後も元気に育っていけるよう見守ってまいります。
また、今後の様子は、スタッフブログで随時お伝えします。
この間、多くの方にご心配とご迷惑をお掛けしたことを、深くおわびいたします。
なお、アシカ池の排水溝カバーについて、新たな排水溝カバーを設置し、安全措置を行いました。
キュッキュのその後の様子
10月1日(火曜日)
保護された後、検疫のため隔離。
10月2日(水曜日)
午前:人工哺乳を行う。
午後:授乳を目的として母親のチョコと短時間、同じスペースで過ごさせるも、キュッキュは母親のチョコに近づくが授乳に至らず。
10月3日(木曜日)午前
授乳には至っていないが、人工哺乳は継続して行っています。
キュッキュと母親のチョコの様子
アシカ池の安全措置
新たな排水溝カバー(最大8センチの穴を開けた鉄板をアシカ池にボルト止めしているもの)を設置しました。
従前の排水溝カバー
安全措置を講じた排水溝カバー
大阪市の天王寺動物園で、信じがたい事故が起きました。生後3カ月のカリフォルニアアシカの子「キュッキュ」が人口池からいなくなり、なんと排水口から下水へ流れて行ってしまったというのです。テレビニュースでは、道路のマンホールを開け[…]