天王寺動物園でアシカの子が排水口から流された事故について、市動物管理センター分室から回答がありました

天王寺動物園でカリフォルニアアシカの子が排水口から流された事故、無事「キュッキュ」は見つかりましたが、信じられない事故でした。

市動物管理センター分室に対し、大人のアシカが排水口のカバーをいたずらで外したようだなどと園長は言っていたが本当なのか、またもし大人のアシカがずらせる重量のカバーならとっくに改良工事等して対策しておくべき部分ではないか、天王寺動物園は第一種動物取扱業の登録事業者でもあるので、民間の事業者同様、施設や管理が適切であるか見てほしいとして、メールを出しました。

そもそも赤ん坊なのに気を付けていないことも不自然で、気が付くのも遅かったことも疑問でした。

天王寺動物園も動物管理センターも同じ市の中の別の部局同士になるので立入等はしづらい関係かもしれないとも思いましたが、円山動物園のマレーグマの闘争死亡事故のときは札幌市の動愛部局も動いてくれたので、そのことも書きました。

一度電話もしましたが、大変真摯に対応をいただき、この度回答も来ました。以下、全文です。動物園は、これから改善報告書・終了報告書を提出するとのことなので、より詳細を確認できればと思います。

市動物管理センター分室からの回答

【回答】

令和元年9月30日、天王寺動物園よりアシカ逸走の報告を受け、同日、アシカの飼養及び管理方法を確認することを目的として立入調査を行いました。

飼養施設(アシカ池)の排水溝カバーが外れていたとの情報があり確認したところ、アシカの飼養施設の排水溝の蓋は、重量はあるものの施錠構造やロック可能な構造にはなっておらず容易に外れる可能性があることが判明したことから、動物園に対し次のとおり指導を行いました。

【指導事項】

(1)動物の逸走を防止するため、排水口の構造を改善する等飼養施設の管理に必要な措置を講じ、必要に応じて容易に外れないよう施錠設備を備えること、または同等の改善を図ること。

(2)飼養施設は突起物や穴等によって飼養動物が傷害等を受ける恐れがないような安全に配慮した構造及び材質を備えること、または同等の改善を図ること。

(3)飼養施設は管理する飼養動物の種類、習性、運動能力、飼養頭数に応じて、また、それらから想定されうる行動等を鑑み、動物の逸走を防止できる構造及び強度を備えるよう改善を図ること。

(4)飼養動物の管理について、担当職員数が管理すべき動物の種類または数に見合っていないと判断される場合は、担当職員を動物の飼養管理が十分に実施できるよう配置すること。

(5)施設について日常的な管理及び保守点検を行うとともに、給餌時に加え終業時にも巡回を行うなど、適宜飼養及び保管する動物の数及び状態を確認すること。

(6)上記(1)〜(5)の指導事項については、他の管理する飼養施設及び飼養動物に対しても準用すること。

(7)アシカの逸走にかかる経緯、原因及び再発防止策等について改善報告書(未実施のものを含む)を提出すること。

(8)改善対策実施後、終了報告書を提出すること。

以上、ご不明な点等ございましたら、下記担当までお問い合わせください。
今後とも大阪市政にご理解・ご協力を賜わりますようお願いいたします。

健康局健康推進部動物管理センター分室

「おおさかアニマルポリス#7122」開設前の忙しいところに立入をいただき、感謝です。

天王寺動物園には、二度とこのような事故がないようにしてほしいものです。

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