6月7日、食品安全委員会の評価技術企画ワーキンググループの第10回が開かれ、同ワーキンググループができてから2つめの報告書がとりまとめられました。ベンチマークドーズ(BMD)法に関するものです。
これは、動物実験もしくは疫学研究から得られたデータに数理モデルを当てはめて、多くの人でどれくらいの量から毒性が出るとみなしてよいかを計算する方法です。従来広く使われてきた数値は、「は? 動物実験ってそんなに大雑把なの?」と思わざるを得ない数値ですが、もう少し科学的にやろうという話になってきているということだと感じます。
傍聴できませんでしたが、議事録は既にこちらにアップされています。
ベンチマークドーズ法については、平成30年度(本年度)から食品健康影響評価技術研究の優先実施研究課題として採択し、指針作成へ向けて、研究班での検討が行われるようです。
また、次回から何について検討するかは決まっておらず、事務局から委員に相談することとして、この回は終わっています。