酪農学園大学が、獣医学教育で実習で使われていた犬を一般家庭に譲渡したことをリリースしました。公式には初めてのことだそうです。
現在、すでに酪農学園大では生きた犬を使う解剖実習や外科実習は行っておらず、検査や採血の練習などに使われた実習犬とのこと。通常は、病気になったり亡くなったりするまで実習に使うそうですが、このビーグル犬の「しょうゆ」は、学生さんの希望もあり、譲渡になりました。
そのことを大学が正式に公表するのも、なかなかすごいことです。
日本の獣医系大学では参加型臨床実習も始まり、実際の患畜の診察や手術から学ぶ方向に舵を切りつつありますが、実験動物についても少し意識が変わり始めていることを感じます。
しょうゆちゃん、幸せになってね。
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