日本に動物実験用の犬と猫を輸出している生産施設の一覧を修正したことをこちらのページで報告しましたが、農林水産省が公表しているリストに古いと思われる施設が掲載されていたため、削除したほうがよいのではないかと情報提供したところ、回答がありました。
下記の2カ所の施設は削除になったとのことです。外交ルートを通じて確認してくれました。
- ハーラン スプラグ ドーレイ社 223エイチビービルディング(Harlan Sprague Dawley, Inc. Building 223HB)
- ハーラン スプラグ ドーレイ社 223エスビービルディング(Harlan Sprague Dawley, Inc. Building 223SB)
2021年1月19日付けで、農林水産省のリストも更新されました。
動物検疫所ホームページ…
ちなみに、ハーラン スプラグ ドーレイ(Harlan Sprague Dawley)は2008年頃に ハーランラボラトリーズ(Harlan Laboratories)に名前が変わり、さらにハーランラボラトリーズは2015年に、ハンティンドンライフサイエンス(Huntingdon Life Sciences)との合併によりエンヴィーゴ(Envigo)になりました。
動物実験によく使われるSDラットのSDはSprague Dawleyの略なので、現在も系統名には名残りがあります。
また、旧リバティー リサーチ社(Liberty Research, Inc.)の名称もエムビーアールウェイバリー社(MBR Waverly, LLC)に変更になっているので、マップに反映させました。
犬と猫の輸入は検疫の対象ですが、試験研究用(動物実験用)の場合には特例が定められており、農林水産省が指定する施設からの輸入であって一定条件を満たしている場合には、180日以内の係留検査が不要となり、輸入時の係留期間を12時間以内におさめるこ[…]
犬と猫の輸入は検疫の対象ですが、試験研究用(動物実験用)の場合には特例が定められています。農林水産省が指定する施設からの輸入であって一定条件を満たしている場合には、180日以内の係留検査が不要となり、輸入時の係留期間を12時間以内におさめる[…]