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イルカの輸出許可に関して国に要請 動物福祉も配慮を

T-WA-13-000500(35P)_16先日、経済産業省と水産庁に対し、イルカの輸出を許可しないでほしい旨の要請を行いました。(ハンドウイルカはワシントン条約付属書IIの掲載種で、商業利用は許されていますが、輸出には国の許可が必要です。)

背景には、今年末に竣工が予定されている韓国・巨済(コジェ)島のイルカ展示施設「コジェ・ドルフィンパーク」(特殊目的法人株式会社コジェ・シー・ワールドが建設)が、日本の太地からハンドウイルカを15頭、ロシアからシロイルカを4頭輸入する予定だったことがあります。

これに対し、韓国の団体「ホットピンクドルフィンズ」が主に動き、4月30日、大手3団体(生命体虐待防止フォーラム、動物保護連合、動物愛実践協会)が連名で嘆願書を韓国・環境府へ提出、輸入許可を与えないよう求めるなど、反対運動が活発化していました。

その結果、韓国政府は動物福祉を理由にシロイルカの輸入を却下、ハンドウイルカについては飼育スペースの狭さを指摘。仮の施設に入れてよいのは3カ月までといった条件をつけました。これは輸入国の措置としては異例のことだそうです。これを受け、コジェ・シー・ワールドは頭数を4頭に減らして再申請をし、5月15日に4頭のイルカを輸入したと公表しています。(公表は5月28日)

残念ながらイルカは既に輸出されてしまいましたが、輸入国である韓国政府が動物福祉を配慮したことについて、日本政府にも経緯を知ってほしく、今後イルカの輸出許可を出さないことを求める要請書を、エルザ自然保護の会、ヘルプアニマルズ、海洋哺乳類を守る会、Choices for Tomorrow (CFT)、オルカ工房、PEACEの連名で6月5日に経済産業省に提出しました。

また輸出許可にあたり、その種の存続を脅かすこととならないかどうか助言を行う科学当局として、イルカの場合、水産庁が定められていますので、6月12日に水産庁にも同じ要望書を提出しました。

内容は以下の通りです。

また、韓国での輸出許可をめぐる報道を翻訳してもらいましたので、詳細は以下のページをお読みください。

さらにインドでは、イルカショーを禁ずる措置について政府が公式なステートメントを出しており、資料として持参しました。内容は、WIRED JAPANの以下の記事をご参照ください。

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