ガラゴ等密輸事件、運び屋の裁判は7月17日。共犯の疑いで店主拘留中の店は展示即売会に出店

今年5月に、ワシントン条約で国際取引が規制されているサル、カメ、ネズミ、トカゲなど計17匹を密輸しようとした疑いで千葉県警に逮捕された東京都中野区の塗装建設業の男の裁判が開かれます。

サルは「新種」などと報道されていましたが、既にコビトガラゴとして国内で売られているガラゴ(G. demidoffDemidoff’s Dwarf Galago)だと思われます。

裁判は誰でも傍聴できますので、確かめに行きましょう!

この件では他に逮捕者も複数出ていますが、とりあえずこの容疑者の裁判が先行するようです。ただし、後から逮捕された共犯の裁判と併合にするために日程が変わった事例もありますので、直前に裁判所に日程を再確認します。あくまで予定ということでお願いします。

追記:
共犯の水戸熱帯魚センターの経営者と北海道当別町の自動車電装業の男の2人が起訴されました。この2名の事件の事件番号は令和元年(わ)第948号です。

関税法違反(無許可輸入未遂)事件初公判(予定)
日時:7月17日 15時~(15時40分ごろ)
場所:千葉地方裁判所813号法廷
事件番号:令和元年(わ)第833号

傍聴のしかたなどは裁判所のページをご参照ください。

千葉地裁:見学・傍聴案内

共犯の疑いで拘留中の被疑者の店は、東京のエキゾチックアニマル展示即売会に出店していた

この事件では、水戸市の業者M(元締め?)と龍ヶ崎市の業者I(運び屋Tを手配?)は、まだ起訴されていません。Iの店は23日に東京で開かれたエキゾチックアニマルの展示即売会「BLACK OUT!」(ブラックアウト)に出店していましたが、司法関係筋によるとI本人は昨日時点でもまだ勾留中のようでした。第一種動物取扱業の登録を受けているIの施設は5月に火事で全焼しており、現地には何もないのですが、なぜかこの日、動物はたくさん「出品」されていました。店舗名の表示は随分小さいなと思いましたが。

イベント公式サイトには、 「重要なお知らせ」として「昨今、 連日のように生物の密輸がニュースになっておりますが、先日『実態のない動物取扱業登録とともに、密輸動物を販売する出展者がいる』という趣旨のメールも各イベント主催者宛に届いているようです。(中略)従いまして出展者様におかれましては、今一度、出展規約に則った法令順守をお願いいたします。 」との表記もありましたが、違法性のある商品の持込み・販売だけがダメで、違法性が疑われている業者の出店はOKだったようです。(もちろん、法的には、裁判で有罪が確定するまでは推定無罪ですけれども)

ちなみに、イベントの様子は動画でアップしました。小型哺乳類から爬虫類・節足動物などまで、食品パックや小さいプラケ、ケージ類に入れられ、このような状態で売ることが、合法的に行われています。(違法な由来が疑われる動物もいることはいますが) 

哺乳類では、ミーアキャットがあちらでもこちらでも売られるようになってしまっているのが、とても哀れです。サバンナの厳しい自然の中で本来の能力をフルに使って生きる姿こそ、かわいらしくもたくましい動物なのに、小さいケージやプラケの中で常同行動。カワウソもですが、家族で生きる習性が搾取のために利用されてしまっています。ほかの野生動物でも、ベタ馴れなどといって売り込んでいましたが、どう見てもまだ子どもだから。野生動物にとって、本当に良くない状況です。

爬虫類が食品パックの中から出ようともがいている姿をかわいそうと言っている人もいました。また、とにかくマイクの音がうるさいイベントでした。最後にはなぜかクラッカーを鳴らして終わり。動物を扱うイベントと思えません。

販売時の表示義務事項についても違反が多数ありました。ただし、このイベントは1日のみの開催なので、毎回、自治体には登録をしていません。

また最後にガックリしてしまったのですが、テレビ東京の『未来世紀ジパング』で7月17日にこのイベントが紹介されるとアナウンスがありました。どのような取り上げ方かはテレビ局は教えませんが、経済予測番組という意味では、羽振り良さげに報道されるのでは?とかなり心配です。このような野生動物の搾取・販売は道義的に許されず、動物虐待を是認するつもりか?とご意見送っていただければです。

意見送付先

テレビ東京メールフォーム
https://www.tv-tokyo.co.jp/index/company/toiawase.html

追記:「未来世紀ジパング」2019年7月17日放送「日本でも急増…動物密輸を追え!」について

7月17日に、上記の番組の放送がありました。密輸・密猟がメインの内容となっていたのはほっとしましたが、内容には色々と疑問点がありました。真偽を確かめられない情報もありますが、違法取引やテレビの取材についてはどこまでも疑いましょうという意味で、伝聞程度の話も記しておきます。(ふだんは、きちんと裏を取って載せるようにしていますが、話の性質上、ご了承ください)

展示即売会の映像について

途中で「決して違法なものではない」とのナレーションがありましたが、認識甘々の大問題発言だと思います。立件されないと思っているので、堂々と密輸orグレー個体が売られているのが現実です。当日、実際に怪しそうな動物はいろいろ売られていましたし、よくインタビューに応じるなあ(以下略)というのが正直な感想です。仮に、仕入れのときに「合法」と言われて、ほんとうに合法だと信じられる世界ですか?とお聞きしたいところです。まっとうなメディアなら、合法性の立証も困難だ(疑おうと思えばいろいろ疑える)ということを、わかっておかないといけないと思います。簡単に「違法なものではない」などと言うのは、ちょっと信じられない。まあ合法だろうというものも映っていましたが、もともとどういう番組をつくろうとしていたかが少し透けて見える気がしました。でもエキゾチックアニマルを飼う女子がふえているとか、そういう話は短く終わったのでほっとしました。

また感染症法で輸入が禁止されているプレーリードッグの話が出ていましたが、第一種動物取扱業の登録業者に表示義務が課されている事項のうち、「生産地」欄にブリーダー名を書いていないものは密輸と思っていいです。国内にプレーリードッグのブリーダーはいますし、展示施設等でも生まれて流通している場合があります。しかし、春にアメリカから大量にタイに輸出されているものの一部が日本にも密輸されているそうです。合法な繁殖個体なら法令は守れるはずですし、わざわざ違反する必要はないはずです。最低限のことはチェックしましょう。

タイのコツメカワウソについて

コツメカワウソの子どもの取引がされているというタイ語のFacebook投稿が紹介されていましたが、フェイクではないかと教えてもらいました。確かに、売るという投稿は1つしかなく、他は写真や動画だけ。取引サイトとしては不自然です。自動翻訳をすると、「合法じゃないだろ」的な突っ込みが早々に長文で投稿されていて、もうバレバレな感じ。

また、こういうところに値段を載せるということ自体、あり得ないそうです。投稿の日時しからしてテレビ東京のためのフェイクではなく、過去に何か別の目的で作られたページかもしれないですが、フェイクと思ったほうがよさそうです。

カワウソ村の捕獲についても、邪魔なカワウソを捕獲したからといって、あれが本当に密輸されているのかはわからない、よくある密猟方法とは違う等の話もありました。

コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の密猟・密輸について

卵で密猟され密輸が行われていると現地の自然保護官らしき人物が述べていますが、あり得ないそうです。なぜあの話だけあんなに詳しいかというと、あの人たちは本当のところを隠していると思われる。爬虫類に詳しい方々にも聞いてみましたが、やはり卵で動かして密輸し、孵して売るということは現実的でないそう。今年、実際に密輸が摘発された事例も、子どもを41匹でした。コモドドラゴンの密猟・密輸は現実の問題ですが、詳細はフェイクかもくらいに聞いておいた方がいいかもしれません。そもそも成長してきたら危なすぎて簡単には扱えないので、特殊です。

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