「インナー・シティ・ズー ノア」という神奈川県のペットショップ兼展示施設に「チロ」というブルテリアがいます。この動物取扱業者は、いわゆるテレビ等の撮影にタレント動物を使わせる事業もしており、店内にはYKK AP株式会社の広報宣伝物にチロが使われた時の写真が掲げられています。
ブルテリア「チロ」が使われた広告
2017年6月25日
でもチロって、こんなだったんです。
2017年7月29日
写真を見た開業獣医師の意見
写真を見る限りの判断になってしまうが、傷になっているところが、関節の裏、床にあたる部分になっている。
硬い床の上で擦れてきて、そこに菌がついて感染症を発症していることも考えられる。
(年齢はもう12歳。様々な動物がいる店で、動物の出入りもあり、不特定多数の人間に触られ放題。そういった経路からの感染症もあり得るか?)あリうる。尻尾はまた、ちょっと違う感じ。実際触ってみないとよくわからない。顔も。
全部が同じとは限らない。飼い主によって犬猫の飼育環境は大きく左右されるのはどうしようもないが、床はもうちょっとなんとかしたほうが良い。柔らかいクッションを敷くとか。
ブルテリアの置かれている状態は良くない。
YKK APは、広告にこのような状態の犬を使ったのでしょうか?
それともYKK APの広告は古いものなのでしょうか?
この状態の犬を店で誰でも触れる状態で展示する、クッションも置いていないというのはとても疑問です。
このような事業者を広告宣伝活動において利用してほしくない、ほかのCM等で使われている動物についても大変心配なので動物の利用を控えてほしいとYKK APに意見を送り、撮影時期と広告代理店がどこかを聞きましたが、以下のような回答でした。
YKK AP(株) お客様相談室 WEB対応グループからの回答
しかしながら、弊社では制作した広告代理店の会社名や情報を公表しておりませんので
御了承いただければ幸いです。
尚、動物プロダクションとは間接的な取引となっており、直接的な取引ではございませんが、
頂戴しましたご意見は今後の参考にさせていただきます。
テレビもですが、広告・宣伝の世界も声が届きにくい世界です。
安易に動物を利用しないように、特に商業目的で飼育されている動物を使ったり、飼養管理に問題のある業者を使ったりしないように、広告代理店に伝えてほしいと返信を送りました。
2018年8月
最近のチロ。続報入りましたら追記します。