※下記の記事は、当時のまま残しています。まとめページはこちら
館山市城山公園で飼育されているニホンザル2頭の環境が劣悪であることについて、これまで何度かご報告してきましたが、今年3月26日に現地に行った方から、何も変わっていなかった、お母さん猿のほうに毛布が3枚程度あったくらいだとの情報をいただきました。
娘の猿のほうは、檻から手を出し、地面の雑草(ドクダミ草)をむしって食べていた、近くにはその日のものとは思えない、干からびたキャベツが落ちていたとのこと。水もほぼ残っていませんでしたと書かれていました。
このとき再度、母猿のランちゃんをクジャクがいたスペースに移す件は進んでいないのか等、市に問い合わせたところ、4月に以下の回答をいただいていました。
城山公園で飼育されているニホンザルについてのお問い合わせですが,サル飼養施設については二重扉の設置,降雨対策の屋根の設置,隠れ小屋,網の補強等に約100万円の経費を要しておりまして,完成については令和3年7月を目指しております。
サルの移動につきましては,外部の専門家の指導の下に実施します。
早急に改善できるよう進めてまいりますので,ご理解いただきますようお願いします。
館山市長 金丸謙一
担当 建設環境部都市計画課公園係
この工事がやっと、今行われています。今月中には、母猿は、この老朽化した檻から出され、移されることになります。移す際には、市内の別の動物施設の方が手伝うそうです。
予算は100万円とのことで、結果に期待できるかどうかはわかりませんが、少なくとも寝室と運動場所に分けられるとのことなので、清掃はできるようになるのではないかと思います。今は、床が金属の檻状で、糞尿を床下に落とす方式になっています。エンリッチメントなども進むとよいのですが……。
写真は、6月13日に同じ方が撮影してくださったものです。水飲み場も、バナナの皮やその他のゴミが入っていて濁っています。小松菜とにんじんをあげて来たそうですが、たまたまミカンをあげにきてた方にも遭遇し、話をしたところ、やはり飼育状態がかわいそうとのとのことで、毎日食べ物をあげにきてるという話だったそうです。
娘猿のジョーちゃん↓のほうは、新しい施設は準備されていません。ここで死ぬまで暮らすのでしょうか…
引き続きのお願いになりますが、館山市に、クラウドファンディングによる改善などを提案していただけないでしょうか。(外部で、例えば当会が集めても使ってもらえるかわかりませんし、実際の施設の設置者が寄付を募ったほうがトラブル等ないかと思います)
どうか、よろしくお願いいたします。
意見送付先
〔終了しました〕
※担当課は館山市建設環境部都市計画課公園係です。
▼クジャクたちがいた場所。ここにランちゃんは移される予定です。
過去記事
このサルたちについては、母猿は既に公園内の新しい飼育設備に移され、娘猿についても2022年9月現在、新しい施設を建設中です。ご意見を送ってくださり、ありがとうございました。※下記の記事は、2019年当時のまま残しています。まとめペー[…]
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2022年、娘猿の檻も新しくなりました。まとめページをご覧ください。
館山市城山公園に2頭のニホンザル(母と娘)が別々に単独飼育され、老朽化した劣悪な環境に置かれていた問題がありました。ニホンザルは特定動物に指定されている動物にもかかわらず、檻は義務である二重扉構造でもありませんでした。先に母猿(ラン[…]